序章 ザナルカンドにて


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波の音だけが、小さく聞こえる。
燃えるような夕日に照らされた廃墟で、彼等は暫しの休息を取っていた。
焚き火を囲う彼等の間には一言の会話も無い。世界を救う旅の、その終着点も間近であるにも関わらず。
重い空気を取り払うかのように、金髪の少年が立ち上がる。隣に座る少女は、憂いを帯びたまなざしで
彼を見上げる。少年は、彼女の肩にその褐色の手をそっと置く。心配するなと、暗に示すかのように。
少年は、近くの小高い丘へと歩を進める。その頂上に立つと、彼等の終着点がよく見渡せる。
その景色を、少年は知っているはずだった。しかし、それは余りにも違いすぎている。
それをしばらく眺めていた少年は、誰にともなく語りかける。共に旅をした仲間も、それに耳を向ける。
「最後かも知れないだろ?……だから、全部話しておきたいんだ」
かくて、物語は綴られる。螺旋の果てへと向かう、その物語を

FINAL FANTASY Ⅹ
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