ff6 - 37 figaro


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ロックは部屋の外の騒然とした雰囲気を感じ、目を覚ました。
「……!?………!!」
(…まさか、本当に来たのか!?)
急いで上着をまとい、装備を整え、外に出ようとしたとき、
今まさに開けようといていたドアが逆に開き、
フィガロの兵士とともに黒煙が飛び込んできた。
「ロック様!!急ぎ、ティナ様を連れ、例の場所へ!!」
そういった兵士の顔は、真っ黒な灰をかぶり、すすけている。
「あ、あぁ…。すぐ行く…。」
と、答えたもののロックは兵士の言葉よりも、
兵士の頭越しに見える風景に目を奪われていた。
もくもくと煙が立ち上り、火の手が四方八方にあがっている。
城内の兵士が担架で運ばれたり、女中、子供の、悲鳴や泣き叫ぶ声が聞こえる。
ロックは、奥歯をかみ殺し、怒りに震える自分自身に冷静に言い聞かせた。
「ロック!!」
そう呼ばれ、我に返ると、
今にも泣き崩れそうな表情を必死にこらえているティナの姿がそこにあった。
「て、帝国が…、攻めてきた…って。
みんな…私のせいで…。わ…たし、どうすれば…!?」
「…大丈夫だ、ティナ…。エドガーが、何とかしてくれるさ。それより…良かったよ…。」
「えっ?」
「…そんな表情もできるんだな…。君は感情のない人形なんかじゃない。」
ハッとした表情でティナは、うつむきかけた顔をロックのほうへ向け、思わず大粒の涙を流した。
「これが涙なの?自分で制御…できない…。」
「それが、悲しみって感情さ。焦らなくていいさ、他の感情もいずれ戻る。
それまで、俺が君を守るから…。」
「……うん。」
子供のような声でティナは、静かにうなずいた。
「お急ぎ下さい!間もなく『オペレーション・黄金のフィガロ』が発動されます!」
無線に応対していた兵士が叫んだ。
「さぁ、ティナ!こっちだ、急ごう!!」
ロックは、ティナの手を握り、駆け出した!
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