第1章 SeeD-37


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「参る!」
地擂り青眼の構えのまま、ビッグスはするすると間合いを詰め、
地を這うような横殴りの斬撃を放った。
「足払いかよ、ゲスな剣法だぜ」
サイファーが前足を引っ込めて、余裕の体でかわそうとしたその時、
ビッグスの横殴りの長剣は、速度を落とすことなく、角度だけを変えて
サイファーの胴体めがけて急上昇していった。
「ぬおっ」
身をよじって避けようとするサイファー。しかし間に合わなかった。
「ぐはっ」
サイファーの胸元から鮮血が噴き出す。
しかし、ビッグスの攻撃はこれで終わったわけではなかった。
サイファーを切り上げた長剣が、今度は雷撃の勢いで振り下ろされたのだ。
「こなくそっ!」
ガンブレードを頭上に仰ぐようにして、かろうじて受け止めるサイファー。
そのまま渾身の力で押し返し、自らもバックステップして距離をとる。
「決められなかったか・・・やるな」
ビッグスがぼそりとつぶやいた。
「チッ!何てぇ奴だ・・・今のは何だ?飛燕とも思えねぇが」
胸元を鮮血に染め、荒い息をしながらも、サイファーが強がって言った。
飛燕、それは東洋に古くから伝わる剣技で、神速とも言うべき左右の二段攻撃からなる。
しかし、ビッグスのそれは左右ではなく、下→上の二段攻撃だ。
いや、初太刀の足払いを加えた、恐るべき三段攻撃と見るべきか。
「うむ、これは飛燕をもとに私が編み出したもの。名づけて跳燕という」
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