FF5 27 風の神殿1


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「風の様子があきらかにおかしい!」
タイクーン王は急ぎ足で息を切らしながらクリスタルルームへ向かう。
この世界は4つのクリスタルによって維持されており、
そのうちのひとつ、風のクリスタルはタイクーンのはるか北に位置する風の神殿に祀られている。
愛娘、レナの静止を振り切ってからすでに丸1日が経過していた。

「ハァ…ハァ…やっと着いたか…」
全速力で階段を駆け上がり息を激しく切らしながら王はやっとクリスタルルーム前のドアまで辿り着いていた。
『ゴゴゴゴゴゴ…』
厳重で、重々しい扉を一気に開く。
「クリスタルは!」
王は真っ先に祭壇に目を向ける。
「…ほ、無事だったか…」
胸をなでおろした次の瞬間、信じ難い現実が王の目に飛び込んできた。
「…!!!な、なに!!!」
そう、クリスタルが異常なほど輝きだしたかと思うとあっという間に粉々に砕け散ったのだ。
その一瞬の出来事に王は我が目を疑い、何度も目を見開いた。しかし、これが現実ということを認識する。
「……………………………………」
王は呆気に取られて言葉が出ない。この世界を維持するクリスタルが、失くなった。
それは風が失くなる事を意味する。

「…こ、これは一体…な、なんということだぁっ!」
絶望とはまさにこの事を指すのだろう。王はその場で叫ぶしかなかった。
「…な、なんだ?今度は黒い影……一体、一体どういうことなのだぁっ…!!!」
そして王は目の前に出来た謎の黒い影に飲み込まれてしまった。
この部屋に残されたのはクリスタルのかけらのみ。しかし、かけらになっても眩しい輝きは変わっていない。
バッツ、レナ、ガラフが運命的な出会いをする数時間前の出来事だった。
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