FF5 31 風の神殿5


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巨大な鳥、ウイングラプターとの戦いも比較的余裕を持って終われたことにより一行は少しの希望を持ち始めていた。
しかし、やはり結局何があるのかも、未来の事も、知る手立てが無い。
単なる気休めにならなければいいが。そうどこかで思っていたのも本音だった。

そしていよいよクリスタルルームまで辿り着いた…
「やっと着いたな…」
「まぁ、やっとって程長くも無かったがのう」
「よし、行くぞ」
レナは無言だ。
「(きっと、この先には明るい『希望』が待っている)」
そう信じながらも、やはり『不安』はずっと消えず、続いていた。もはや、誰のものなのかわからなくなった『不安』。

「扉が開いてる…」
先頭のバッツが一言。それはつい最近先に誰かがここに来たという事を意味する。
それは、タイクーン王しかいない。
「お父様…お父様ーー!」
レナが堪らずクリスタルルームに駆け込んだ。
しかし、そこで見たものはレナの不安をより一層強くしてしまう残酷なものしか無かった。
「!」
レナは驚きに体が震え、膝から崩れ落ちた。全身の力が一気に抜けていくのが自分で分かった。
「レナ!どうしたん…」
後から入って来た3人もレナを気遣おうとしたが、目の前の光景にその事を一瞬、忘れた。
「クリスタルが…」
「く、砕け散っておる…なんて事だ…」
「………」
「く、砕け散っているなんて…これは…」
レナは必死に言葉を探そうとしている。しかしこの絶望的な状況に言葉など見つかるはずも無かった。

そこへ突然、眩い光が辺り一面を包んだ。
「ま、眩しいな、何の光だ?こりゃぁ」
その光は赤、青、黄色、そして水色と次々と変化していく。
その場にいた4人の心を包み込むかのようにあたたかく、やわらかい光。
「なんだか、あったかいのう…」
ガラフがその見た目に合った口調でしみじみと言う。
「この光は一体?」
さっきからあまり表情を変えないファリス。
「もしかして…クリスタルの…心?」
「ク、クリスタルに心なんてあるのか?」
レナの突飛な発言に対してバッツは至極当然な疑問をぶつける。
「わからない…けどこの光はまるで、私達を歓迎しているよう…」

「…レ…ナ……」
「!」
謎の光について話していた時、レナが非常に聞き覚えのある声がクリスタルルームに響いた。
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