FF5 59 飛竜10


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山の探索を開始したさっきより緊張感から開放されていた。
襲ってくるモンスターを順調に退けていったからである。
ここに辿り着くまで様々な場所を探検し、戦闘のスキルも自然と上がっている。
「俺たちって結構やるじゃん!」
バッツは浮かれ気分だ。
「おい、気は抜くんじゃないぞ」
「わかってるって」
ファリスがお調子者に釘を刺す。海賊としての経験はこの冒険にしっかりと活きている。

そして山の中腹に差し掛かった時だった。
「・・・!あれは?」
ガラフの視界になにやら花らしきものが見える。
「もしかして飛竜草か!」
そう言いながらバッツは花の方へ向かって走り出した。
「あっ!バッツ!それは・・・」
レナが慌てて止めようとしても遅かった。その花はすでにバッツの手の中に収まっていた。
「ん~、なんか傷を治す草にしては色が変だし・・・それになんか・・・あ、れ・・・?」
だんだんバッツの様子がおかしくなる。呂律が回っていない。指先が麻痺しだした。
「おいバッツ!」
3人が慌てて駆け寄る。バッツの顔が花の色と同じように変色していき、倒れた。

「バッツ、これは毒草よ!」
レナがやっとバッツにこの草の正体を伝える。毒々しい紫色をしている。
「第一、まだ頂上じゃないし、どう見ても色がおかしいだろう?」
ファリスがお調子者に釘を刺す。しかし、『ぬかに釘』である事を感じてる。
「ほれ、毒消しじゃ」
ガラフが半分呆れたようにバッツを治癒する。

「・・・よし、ぐずぐずしてらんないな!さっさと行こう!」
バッツは回復してすぐ何事も無かったかのように先へ進もうとする。
しかしその顔は少し赤く、バツが悪そうだ。
「ふぅ、調子の良いやつじゃ・・・」
ガラフが苦笑しながら呟く。しかし不思議とこの無鉄砲さに心が和んでいた。
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