二節 試練33


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ゾットの塔──悠然とそびえるその塔は地上から見れば苔と蔦に覆われ
既に昔の面影は何処にもない。
だが、内部には無機質な青銅色の壁と床に敷き詰められた特殊な材質のタイルで構成され
現時点では考えられないような機械技術を内包した
ガードロボットが冷徹な目を光らせ徘徊し続けている。
不用意に近づくものは幾多も備え付けられたレーザー砲に一網打尽にされるだろう。
「ゴルベーザ、バロンには帰らないのか?」
「黙って付いてこい」
カインの問いを無視し、ゴルベーザは塔の中枢部への長い回廊を歩く。
後ろに続く竜騎士もしぶしぶと言った感じで後を追う。
先にあったドアがゴルベーザが立つと、まるで波が割れるように横に開く。
「入るぞ」
言い終わらぬ内に暗い部屋へと足を進める。
「おおっ! ゴルベーザか」
レンズの厚い眼鏡をかけ、ぼろぼろの白衣を着た老人がこちらを向く。
その姿はこの機械だらけの風景に異常なほど違和感なく溶け込んでいる。
「待ちくたびれたぞ。こんなへんぴな場所に一人で居続けるのは寂しかったぞ。お……」
ずれた眼鏡を直しながら、カインの方を見る。
「お前がカインか。ゴルベーザ様から話は聞いておる。わしはゴルベーザ様の
ブレイン。ルゲイエじゃ」
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