三節 山間11


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「も、もがっ…」
「ちょと! その…こ…とは…密…って言っ…しょ…」
口をふさいだまま、パロムに強く耳打ちする。
「い、痛いよ! ぱろむ!」
「いいから、黙ってなさいよ!」
「おっ……おい。もうその辺にしといてやれ」
二人のやりとりに見かねたテラが口を挟む。顔からは疲れがよぎって見える。
無理もない、この二人のペースには最初はセシルも戸惑わされた。
「いやだぁ! テラ様、セシルさん。気になさらないで」
「そうかなあ……」
「そうですわ。ははは……ウフフッ」
不自然に笑う様は疑わない方が無理という感じであった。
「そう……長老の命でセシルさんの案内をしていますの」
「元気のいい子供達だな。ところで……」
話題を変えようとしてか、咳払いをし、間を置いてから話し始める。
「リディアは何処に行った? 一緒じゃないのか。それと……」
言い淀んだ。
「ギルバートですか?」
セシルが代わりにその名を口にする。
「ああ……」
「それは……」
話すべきか……少しの間迷ったが、短い期間であるが一緒に旅をしてきた
テラには話すべきだと思い、口を開く。
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