FF10-夢の始まり1

相当な距離を走った。追い掛けていた影はいつの間にか隣に見えていて。
「アーロン!逃げた方がいいって!」
肩を上下に大きく揺らしながら声を絞り出した。
「迎えが来ている。」
「はあ?」
そう一言返すとアーロンは再び道なりに歩き出した。
「つきあってらんねえっての!」
追い着こうと気持ち速足で歩くも、直ぐに足を止める事に。
無数の魔物がザナルカンドの空から流星の如く二人の周りに降り注いだから。
羽化を始める蝶の様に翅を広げる。とは言っても蝶の様に翅が伸び切るのに数十分必要な訳でなく。
決して美しく無い翅を激しく光らせながら、攻撃のタイミングを計っているようだった。

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最終更新:2007年12月13日 06:15
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