第1章 SeeD-56


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「何か用か……?」
少しでも早く、この状況を終わらしたい俺はそう言った。
少なくとも、何かようがあって彼女は此処に来たのだろう。それならば
とっとと用件だけ聞き出して帰ってもらおう。俺はそう判断した。
「ふうん……」
だが彼女――キスティス先生は少し意地悪そうな顔をする。
「知らない女の子とは踊るのに、私と一緒にいるのも嫌なの?」
最前からの俺の悩みの種。それを知ってるのを最大の武器とばかりに、事実を
有りの儘に言葉として突きつけてくる。
「悪かったな」
俺もむっとして切り返す。
正直言って、俺自身も戸惑っていた。
見知らぬ初対面の女性。促されるままに一緒に踊ってしまった。その上、自己紹介までしてしまった。
それを誰かに見られていた。見知った顔に。別段困ることではないはずだ。それなのに……
そう、俺は何以上にこんな状況を作りだしてしまった自分に苛立ちを覚えていたのだ。
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