FF7AC The shadow of brothers2

怯み、顔を押さえながら後ずさるロッズ。
ティファがさらに追い討ちをかけようとする。
が、ロッズはティファが叩きつけてくる肘鉄を左腕で受け止め、また取っ組み合いになる。
ロッズは今度は振り払わずに、かわりに左腕のデュアル・ハウンドを放電させた。
予想していなかった攻撃に仰け反るティファ。その隙を逃さず、ロッズは彼女のわき腹に強烈な蹴りをいれ、壁に叩きつけた。
次いで、横殴り気味にデュアル・ハウンドを繰り出すが、ティファは危うい所でしゃがみ、避けた。
パイルバンカー状の2本のトゲが、派手な音を立てて壁に突き刺さった。
間髪入れずに、ティファはロッズの首筋を引っ掴み、背にしていた壁を右脚で蹴りつけ、彼もろとも低く跳躍する。
そのまま、空中でロッズの胸の辺りに左足を押しつけ、
―――教会の中央辺りの床に、思いきり叩きつけた。
だが、ロッズも負けてはいない。
彼を叩きつけた反動で跳び去ろうとするティファの脚を右腕で掴むと、
そのまま豪快に振り回して2,3度礼拝客用の長椅子に叩きつけ、さらに教会の奥のほうへとぶん投げたのだ。
派手なジャイアントスイングで投げ飛ばされたティファは、今度は空中で体勢を整え。
花畑のすぐ後ろの石壁に、しっかり足と手をついて「着地」した。
花が、旋風で舞い散った。
睨み合う2人。
ロッズはまた笑っていた。

ティファは壁に脚を突っ張り、ロッズ目掛けて再び跳んだ。
電光石火。
ロッズが迎撃のパイルバンカーを放った。間に合わない。
ジャンプした次の瞬間には、ティファはロッズの顔面を右手で鷲掴みにしていた。
「――いやーーーーーーーっっ!!」
一声叫び、大男を掴んで引きずりながら教会を疾走するティファ。
出入り口の扉の辺りまで来ると、ティファは彼を放り投げ、自分も追うように跳躍。
空中で再びロッズの顔を鷲掴みにすると、目についた柱の根元を狙って投げ飛ばした。
悲鳴を上げながら、ロッズはその柱に激突し、倒壊する柱の瓦礫に埋められていった。
メテオストライク。
瓦礫の山と化した柱のなれの果てを背に、ティファは華麗に着地した。

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最終更新:2007年12月13日 07:05
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