三節 山間35


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「私をこの様な姿にしたお前らはただでは死なせんぞ! ゆっくりといたぶりながら
この私に刃向かった事を目一杯後悔させてやるぞ!」
言い終わらぬうちに、その歪んだ口から白い煙を吐き出す。
「まずいっ、口を塞げ!」
いち早くその正体に気づいたのかテラは皆に注意を促す。
しかし、その頃にはその煙、何かのガスはセシル達の体を蝕んでいた。
たちまちに体が鉛の様に言うことをきかなくなった。
「これは……」
パロムも苦痛に満ちたような呻きを上げる。どうやらこの症状は自分だけでは
ないのだろう。
「テラ……これは……」
この状況では口を開くことさえも相当な労力を要した。
それでも何とか声を絞り出してテラに訪ねる。
「吸った人間の動きを劣化、停止させるガスじゃ。このままでは……」
「この程度はまだまだ序の口、楽しみはこれからだぞ! 簡単にくたばってもらっては
こちらが困る。ハハハァァーー」
「ふざけんなよ。さっきからおいら達を見下しやがって……なめるなよ。ファイ……」
「ふん、遅いわ」
ガスのせいで緩慢な動作で呪文を詠唱しようとするポロムを牙でなぎ払う。
さらに傍らのテラも弾き飛ばそうともう一つの牙を振るう。
「く!」
その攻撃は決して致命傷となる程、威力の高いものでは無かったが、魔法も自由に扱えぬこの状況ではいちいじるしく
此方が不利であろう。
何とかして打開策を打ち出さねばいけない。
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