二節 再開の調べ5


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

「大臣殿! そう簡単に言っていいのですか……」
近寄ってきた、隊長が小声で話す。
「その事はまだ、一部の者にしか言っていないはず。現に私も部下には誰にも
口添えしてません。それを、こんな見ず知らずな者に……」
そう言ってセシル達の方を見る。
「ですが、いずれ判ってしまう事ではありませんか。それに、この者達がもしかする
と貴方の思っているような方だとしたらどうなりますか?」
「どうなるとは?」
「目的のものが無いと判ったらですよ。簡単に引き返してくれますか?」
「…………」
大臣の厳しい切り口に無言の隊長。
「この城は無事では済まないと思いますよ」
「ならば何故……大臣殿は彼らを信用するのです? こんな……」
「私がもしバロンの指揮官でしたら、今までと同じやり方をしたと思いますよ」
「どういう事で?」
「つまりは、上空から爆撃を重ねるだけです。そして適度に戦力を消耗させた後、
クリスタルを奪いに来る……」
「…………」
またも隊長は無言になる。
「もし、彼からがバロンの者だとしても、告知無しの爆撃などせず、こうやって
話をしに来てくれただけで、幸運に思うべきでは。そしてそのような者には
敬意を持って接するべきでは……」
「う……」
そこまで言われると何も言い返せなかったようだ。
「この者達を司祭さまのところまで連れて行こうと思います」
そう言った後、セシル達の方を向く。
「では、いきましょう」
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。