四節 これから35


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近衛兵の絶叫。
それは、当然ながら室内だけでは収まりきるものではなかった。
近衛兵長ベイガンの部屋。
そこから少しばかり離れたところにいる者の耳にも聞こえたのであった。
「今のは……」
廊下を歩いていた一人の女性は疑問を口にした。
空耳だったのか。一度は自分の耳を疑ったりもした。
そして気にせずに自分の仕事に戻ろうと足を進めようともしたが、彼女は向きを変え、意を決し声の方向へと
歩き出す。
ここ最近の王、そして国全体が異常な状態だというのは一介のメイドである彼女から見ても明らかなものであった。
用の為、何度か町に出向いた時には民衆は怯えきっていた。
そして城に勤める者たちもやはり町衆達と同じようなものであった。
当然彼女の職場自体にも変化があった。同僚達も無口になり、仕事に専念するようになった。
彼女もそのような変化を疑問に感じつつも、日々目立たぬように仕事をこなしていた。
そんな折りにこのような悲鳴だ。
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