四節 これから36


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実のところ、今の悲鳴と似たような声は以前にも何度か聞こえたような気がしたのだ。
だが、今ひとつ確証がもてなかった上、その時、一緒にいた同僚に確認をとっても聞いてないという一転ばりで
あった。
そして、何度か別の近くにいた人間にも訪ねた事があった。しかし、結果は彼女の同僚と同じであった。
それどころか中には質問されると怯えて逃げ出す者もいた。
そのような状況が続く中、彼女も自分の聞き間違いかと思い込むようになっていた。
だが、今回はよりはっきり聞こえた。
もしかすると音を辿っていくと、今の豹変の片鱗でも知る事ができるのでないか。
淡い期待を抱きつつ彼女は目的地へと着実に向かう。
「確か、この辺りから……」
大体の位置は悲鳴から察せたものの、その場所を具体的に見つけ出すのは困難を要した。
悲鳴の聞こえた先の廊下には沢山の扉があった。
この中から目的地を割り出すのは簡単なものではない。しらみつぶしに探すというにも手だが、変に感づかれ
るのはあまり良くない。
こんな時勢なら尚更だ。
やや、途方に暮れていると、彼女の後ろの扉がひとりで開いた。
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