FF6-リターナ本部7


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 ティナが会議の場として利用されている広場に戻ると、
その片隅ではマッシュが黙々と倒立腕立て伏せを行っていた。
マッシュはティナの足音に気づくと、
倒立したまま動きを止めずに言った。
「ティナもやるか?」
 マッシュの唐突な誘いに、ティナは慌てて首を振る。
「身体の鍛錬が精神の鍛錬に繋がる、ってのが俺の信条でね」
 それだけ言うと、マッシュはまた腕立ての作業に戻る。
切れた息の狭間で数を数えながら、黙々と鍛錬を続けるその姿に、
ティナは声をかけるタイミングを完全に逃がしてしまった。
190センチの巨体が一定のリズムで上下するのをただ眺めていると、
マッシュは体格に似つかわしくない身軽な動きで、
くるりと起き上がった。

 マッシュは全身を流れ落ちる汗をタオルで拭いながら、
ティナの目をじっと見つめる。
「俺にはどうするべきかなんてよくわからないけどさ、
昔から兄貴の言う事に間違いはなかった。俺の時の事を思い返してみても、
いつでも俺の事を思ってくれてたしな。
だから、ティナも信頼していいと思うぜ?」
 マッシュの言葉に、今自分が考えていた事を見抜かれたようで、
ティナは驚いて目を瞬かせた。
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