忍び寄る影(5)


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タイクーン王は事前に、この会議室には誰も近寄らぬよう厳命していた。
にも拘らず、伝令がここに来るという事は………
各々の頭に最悪の事態がよぎる。
「まさかクリスタルが…!?」
ざわめく大臣達を残してタイクーン王は廊下に出る。
既に伝令はすぐそこまで来ていた。
「へ…陛、下………!」
伝令はタイクーン王の目の前で立ち止まると、
ろくに息を整えぬまま搾り出すように言った。
「風の、神殿から、緊急の伝、令です!」
タイクーン王の体中に緊張が走る。
遅れて大臣達も部屋から出てきた。
「神殿が、モンスターの大群に、襲撃されています!
 現在、神殿周囲に張り巡らせた風の結界の出力を上げる事で、
 かろうじて防いでいるそうですが、早急なる救援を望む、と!」
タイクーン王は体に入った力が少し抜けるのを感じた。
(クリスタルはまだ砕けてはいない!
 だが―――!)
結界の力の源は当然クリスタルだ。
この緊急事態にクリスタルへ掛かる負担はかなりのものとなる。

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