忍び寄る影(6)


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タイクーン王は会議に出席していた将軍を呼びつける。
「レオ将軍!!」
「は!」
背後に控えていたレオが姿勢を正す。
タイクーン王は窓へ少し目をやり、考える。
(一刻を争うが、既に日は暮れかけている。
 夜間の飛行は危険な上、仮に着いたとしても着陸できぬ。)
タイクーン王は改めてレオを見据え、命令を下した。
「レオ、お前は準備が出来次第、第一、第二師団を率いて出撃し、
 神殿の救援、及び近隣の町の警護に当たれ!
 わしも明朝、夜が明け次第『蒼い翼』を率いて神殿へ向かう!
 残りの兵には王都の守護に当たらせろ!」
「かしこまりました!
 直ちに準備いたします!!」
レオは深々と一礼すると、ようやく息を整えた伝令を連れて階下へ向けて走り出す。
それを一瞥して残る大臣達にも目を移す。
「時間がない、お前たちも準備を手伝うのだ!」
「は、はい!直ちに!」
この命令に、大臣達も慌ててレオ達の後を追っていった。
独り残ったタイクーン王は壁に拳を打ちつけ、
「クリスタルを守るために装置の停止を決定した矢先…
 魔物からクリスタルを守るために装置に頼らなければならぬとは!!」
この皮肉な事態を苦々しく呪った。
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