三節 光を求めて22


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「間に合わなかったか!」
セシルがチョコボから下りると同時に叫ぶ。
「ひどい…」
リディアも、目の前の無残な城の姿にそれだけ呟く。

しかし、自分の知る「紅い翼」は、ここまで残虐だったか?
ふと、セシルの頭の中でそんな考えが首をもたげる。
あのミシディアの急襲でも、ここまではしなかった。
勿論それは自分の命令もあっただろうが、隊員達も皆途中で出会う魔導師達は出来るだけ無視してクリスタルのある宮殿へと向かった。
もっとも、徹底的な抵抗を見せる者達は仕方なく殺すか、捕虜にするかで対処したが。
それに比べて、この惨状はなんだ?
無抵抗だったと思われる人々も徹底的に殺され、辺りに散る死体は目を逸らしたくなるようなものばかりだ。
セシルはそれらに、何か厭な予感を感じた。
確かに、バロン王は近頃人が変わったようだ。
しかしそれでも、シドや自分を初め彼に異を唱える者が大勢いた。
「紅い翼」の隊員たちもそうだ。
幾ら王に命令されたとは言え、彼らがここまでやるとは考えられない。少なくとも自分はそうだ。
そんな彼等がここまでの事をすると言う事は、やはりバロンでは何かが起こっている…
そこまで考えが至った時、後ろから「アンナ!」という素っ頓狂な声が聞こえた。
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