技芸属
名前 | 解説 |
ピクシー | イングランドに伝わる森の妖精。 いたずら好きだが、貧しい者の仕事を 手伝うなどする善良な存在である。 旅人を道に迷わせるいたずらや、 怠け者を物音で驚かせたりするのは 彼らの仕業だという。 |
タム・リン | スコットランドの妖精騎士。 妖精の宮廷シーリー・コートに属し、 カーターホフの森の番をする。 元はこの地に住む人間であったが、 9歳の時に妖精に誘拐され、 自らも妖精として暮らすこととなった。 |
セルケト | エジプトのサソリ女神。 冥界に住み、縛られた邪龍アペプの 監視をしている。 ナイルの源を守護する豊穣神でもあり、 女神イシスを助けてオシリスの葬祭を 執り行う者でもある。 |
ブロブ | 「染み」という名前をつけられた、 ゲル状不定形の怪物。 人間の肉を溶かし食い、成長する。 高い気温を好み、氷点下では 著しく活動能力を失う。 宇宙から飛来してきた存在とも言われる。 |
リャナンシー | アイルランドの民間伝承に登場する、 美しい女性の姿をした妖精。 人間の男の愛を求めていると言われる。 恋人となった男の生命を吸い取って 生きているが、その代わりに恋人に 霊感を与えるという。 |
イッポンダタラ | 熊野の山奥に住んでいると伝えられる。 一つ目、一本足の妖怪。 山に雪が積もると、その中に 一本足でつけたと思われる30センチ程の 足跡を残すとされる。 |
レギオン | 同じ様な苦痛を味わう霊達が 集合して生まれた悪霊。 その名は「連隊」を意味する。 ゲラサ人に憑いた悪霊がこの名を名乗るが、 キリストによって豚の中に送られ、 豚ごと湖で溺死させられた。 |
ネコマタ | 長命の猫が力を得て妖怪に化身した存在。 知恵に長け人語を解する。 得た力の大小によって操る現象の規模は 様々だが、中には人に化けたり 死者を使役したりする者もいるという。 |
トート | エジプト神話に登場する全能の神。 ヒヒの頭を持っている。 悪神セトとは常に反目する立場を取り、 オシリス、イシスといった善性の神々に 従って行動した。 |
オベロン | イングランドの妖精王。 美しい妖精ティターニアを妃とする。 魔法を使うことにも長けていて、 会話した人間を永久に支配してしまう こともできるという。 |
ティターニア | 妖精の女王で、オベロンの妻。 ローマ神話の女神ダイアナに由来すると いわれる。 花の妖精たちをお供につけ、 月明かりから魔法を紡ぎだすという。 |
ナガスネヒコ | 太古に大和地方を支配していた王。 アビヒコの弟。 神武天皇の東征軍を迎え撃ち、 一旦は勝利するが、アマテラスらの加勢を 受けた軍勢に敗れ去る。 |
アビヒコ | 大和地方の有力な豪族。 ナガスネヒコの兄。 戦いに敗れたアビヒコと ナガスネヒコらは、ともに津軽に渡り、 そこで王朝を築いたという。 |
ハイピクシー | 妖精ピクシーの中でも上位の者たち。 力が強く、兵士的な役割を担う。 ピクシーらの住む遺跡や洞穴などで 外敵への警護を担っていると考えられる。 |
アマツミカボシ | 星の神として日本書紀に記される一柱。 アメノカガセオとも呼ばれる。 天津神に従わない悪神とされる。 葦原中国の平定で派遣された タケミカヅチ神とフツヌシ神にも 屈することが無かったという。 |
スカアハ | ケルト神話の女神。 影の国を統べる女王でもある。 呪術師だがむしろ武芸に秀で、 後にクー・フーリンの師となって 彼に魔槍ゲイボルグを譲り渡した。 |
クダン | 牛から生まれる人面牛体で、 人語を発する妖怪。 凶事の始まる前兆として現れ、 必ず当たる予言を残して 死んでいくという。 |
トウテツ | 全てを食らい尽くすという中国の邪神。 どんよくなことからこの名が付き、 弱いものを好んで襲う卑怯な性格という。 四凶と呼ばれる中国の四怪獣の一体で、 略奪によって財を奪い、使うことも無く ひたすら貯めこむと伝えられる。 |
フツヌシ | 日本書紀に登場する刀剣の神。 天孫降臨に先立ち、 葦原中つ国を平定したとされる。 フツヌシという名は、物が断ち切られる さまを現す「フツ」と、神であることを現す 「ヌシ」から成っているとされる。 |
ベルフェゴール | 7つの大罪のうちの「怠惰」を 司るとされる悪しき魔神。 発見や発明の能力を授けるともいう。 元々はシリアの豊穣神であった バアル=ペオル神が、 悪魔として貶められた姿だとされる。 |