京常グループ

京常グループ(けいじょうグループ)は、京常急行電鉄株式会社や京常ホールディングス株式会社を中核とする企業グループである。2009年(平成21年)3月末現在、152社1法人で構成。2008年3月期の総売上高は2兆1,198億円であった。

概要

同じ電鉄系企業集団でライバルと目された旧西武グループは、堤一族の相続問題から西武鉄道グループ(西武グループ)と西武流通グループ(セゾングループ)に分裂に至った。また、同じく東武鉄道でも創立者根津嘉一郎の孫、根津嘉澄が社長に就任しているなど、根津家一族が経営に深く関わっている。

京常グループも、創立者戸村和義の息子戸村和希、孫の戸村和巳、曾孫の戸村和久が会長に就任するなど、戸村家一族が経営に深く関わっている。戸村和希は、経営危機に陥っていた京常急行電鉄を再建させ、不測の事態に備えて不動産開発の基礎を築いた。戸村和巳は和希氏が築いた不動産事業の拡大を行い、売上高を就任時から二倍まで増やした。1997年に、交通事故で亡くなり、息子の戸村和久に引き継がれた。 東急グループは、過大な成長路線をとっていた影響や、五島昇が無くなった事、バブル崩壊が重なり、有利子負債を抱えるなど業績不振に陥った。一方、京常グループは、グループ拡大を最低限に抑え、全盛期にも300社までに抑えていた。バブル崩壊時には、子会社の再編を行い200社までに縮小。リストラも促進し、スリム化を図った。京常急行電鉄を事業持株会社京常ホールディングスに事業転換し、鉄道部門は新設された京常急行電鉄株式会社に移管された。その際、中小の子会社も合併や離脱させた。

主なグループ会社・法人

中核

運輸事業

旅行・運送事業

ホテル事業

不動産事業

流通・運輸・レジャー事業

文化事業

  • 京常学園 - 京常学園大学、京常学園大学附属柏幼稚園・小学校・中学校・高等学校、京常学園大学附属横浜小学校・中学校、京常学園附属土浦中学校・高等学校
    京常交通大学校・京常自動車学校
  • 葛飾学院 - 葛飾学院大学、葛飾学院中学校・高等学校
  • 柏美術館
  • 柏博物館
  • 京常急行電鉄歴史館
最終更新:2011年02月14日 01:32