日ハム小笠原、斉藤和巳と対戦する

今日も被災地の福島で慈善活動に勤しんでいた日ハム小笠原。その日の活動を終えた帰り道、野球場を通ると子供たちの楽しげな声が。
ふとそちらを見ると、大柄な男が子供たちに野球を教えていた。
この男、只者ではない。子供に投げる緩い球でも、その確かな実力をガッツは感じ取り、武者震い。
久々に聖人ではなく野球人としての血が騒いだガッツ。おもむろにバットを取り出すと、その男に勝負を申し込んだ。
話をしたところによると、その男の名は斉藤和巳。ガッツと同じく一時期NPBで活躍し、今は慈善活動を世界各地で行っているという。
そして斉藤はこの勝負を快く受ける。今ここに球界最高峰の戦いが実現した。
一球目は148kmのストレート。外角低めいっぱいに入り、ガッツも思わず見逃し。
二球目にはなんと144kmのフォーク。フルスイングの甲斐なく、空振りでストライクとなり、追い込まれてしまった。
しかしただでは終わらないのがガッツ。その魂をバットに注ぎ込み、三球目斉藤渾身の152kmのストレートをフルスイング。
打球はバックスクリーンに飛び込むホームランとなった。勝負あり、と思われたところでガッツは苦笑い。
「引き分けのようだな」そう語るガッツのバットは、地面にコン、とぶつけただけで粉々になってしまった。
がっちりと握手を交わして別れた2人。この世の中が慈善活動を必要としなくなったとき、またこの2人の英雄の戦いは実現するのであろう...

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最終更新:2012年03月13日 21:22
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