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19章-2


《第ニ次クマッタの乱・2》

クマッタにとって新党党首はまさに愛憎の象徴そのもの。
彼が中山党首に目を付けたのは当然だったのかも知れない。
当初、元来気の優しい調停型のコテである中山党首は、
野獣クマッタに対しても説得によって新党への帰順を勧めようとした。
だが、そのような人としてむしろ褒められるべき行為は、
ことクマッタに対してはまったくの逆効果であった。
中山党首がやろうとしたことは、チェンソーを持ったホッケーマスクの男に対して、
無防備に握手を求めるようなものだったのだ。
まさに好機とクマッタは中山党首の差し出された右手を喰らおうと牙を向いた!

…間一髪のところで右手の肘から先を失うことを免れた中山党首であったが、
流石にこれには温厚な彼も怒髪天を突いた。
中山党首は普段のキャラクターをかなぐり捨て、
武器を手に取りクマッタへ立ち向かった。
この時はまだ多くの党員たちからの支持を受けていた中山党首に
(そしてそれ以上にクマッタに反発を抱いている人間が無数にいた)
たくさんの人々が助勢したが、不死身の肉体を持つクマッタに致命傷を与えるには及ばず、
一昼夜に及ぶ死闘の末、ついに中山党首の体力が先に尽き、撤退を余儀なくされてしまった…

だが、クマッタがただの野獣ではなく奸智をも働かせる
危険な生物であることを示したのは、むしろこの後であった。
中山党首との戦いの翌日、クマッタは依然として自治新党本部に居座り続けていた。

「ロコふるーちぇ伝説19章」