5スレ>>529-1


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●前回のあらすじ。


マサラタウンから少々強制的に旅立たされた、自宅警備員のジーニ(♀)。
何故かカントーにいたミズゴロウのワトソン(♂)を連れて今日も行く。

ちなみに前回、トキワタウンでおじいさんからビードルを貰ったよ!





「やっと(仮称)が取れた…
 ってか俺の名前、結局ワトソンで落ち着いちゃったのか…」

「さてさて、本格的に再出発する前に
 新しいメンバーと顔合わせと洒落込むか」

「どこがどう洒落てるんだか是非100字以内で説明して貰いたいところだな」

「PADだから?」

「それは瀟洒だボケ! てか、お前投げナイフで一度殺されてこい!
 誰がPADだ!!」

「まあいいか、とにかく顔合わせだ顔合わせー♪」




パカッ! ぽーーーん!! (ボールを開けた音)




「はじめまして、ケムッソと申します」

「「あるぇーーーーー!?」」




どうやらおじいさん、間違えてビードル入りボールではなくて
ケムッソ入りのボールを渡してしまったようです。


そういうわけでビードルじゃなくてケムッソが仲間になった!!




「…まあいいか。よろしくマイドッグ」

「こちらこそー」

「いいのかよ! ていうかマイドッグて何だよ!?」

「瀟洒だから?」

「いい加減にしろ! 良い子には通じないネタを連発すんじゃねえ!!」

「誰が犬肉だー」

「ぶっ殺すぞ!!?」







『 ハイテンションボヤージュ 第3幕

            ビードルだと思ってたら、中身はケムッソだった 』







「さて、ニビシティに進む為には、この変質者がどこかに潜伏していそうな森を
 突っ切らなければならないのか」

「物騒なことを言うな!
 ていうかお前以上の変質者なんて、そうそういねーよ!」

「む、失礼な」

「心外そうな声を出すな! そんなキャバクラのねーちゃんが着てそうな
 安っぽいセーラー服着てタモ持って、自分が変質者じゃないと言い切れるのか!?
 ていうか何時着替えやがったテメー!!」

「キャバクラではない、コスプレ専門店で買ってきたんだぞ
 この由緒あるセーラー服は!」

「お前どこまで変人なんだよ!?」

「何だったら私の脳みそのCTスキャン写真見るかワトソン君?
 常人のものと寸分変わりなかったぞ私のCTは」

「CTなんぞ頼りになるか!
 お前のそれは、もう、もう人外レベルだ!!」




(ざわざわ音のする森の入り口を見ている二人)





「…むう」

「ほら行くぞアホのジーニ」

「……なあワトソン君」

「何だよ」

「君の蒸気でこの森を飛び越えられないか?」

「だから蒸気なんか出ねえよ! いつまでそのネタ引きずってるんだよ!」

「だってこの森、怖いぞ?」

「おま、馬鹿のくせに案外ビビリだったのか!?」

「ワトソンさん、乙女にそんな辛辣な口聞いちゃ駄目ですよーぅ。
 どんなに図太くたって、怖いものは怖いんですよーぅ(ボールの中から)」

「いや、コイツ乙女じゃねえし…ていうか図太いってレベルでもねえぞケムッソ!?
 目ぇ覚ませ頼むから!!」

「…はあ。ワトソン君の蒸気が駄目だとすると…素直に進むしかないのか…」

「だ・か・ら蒸気なんか出せてたまるかボケぇ!」




(森の中をがさがさ進む)





「…」

「…(静かだ)」

「……」

「……(静かすぎる)」

「………」

「………(静かでいいけど…これはこれで気持ち悪いな)
 
 あ、あー…何考えてんだアホ助? 嫌に静かで不気味なんだが…」

「……怖さを紛らわそうと…色々考えてた」

「はあ、例えばどんなことを?」

「…ワトソン君が…墨汁の海を泳げるかどうかとか」

「どんな海なのそれ!?」

「それから…ワトソン君がまな板の上で捌かれてたり…」

「グロい想像を勝手にするな!
 ていうか俺、アンタの中では食用なの!?」

「後は…ワトソン君がインド人とオランダ人と一緒に
 日米修好通商条約結びに来て爆発したという白昼夢を見」

「もういいよ! いい加減にしろ!」

「そっちから話題振ってきたのに…理不尽に止められた…しにたい」

「ちょ、急にネガキャラになるんじゃねえよ!
 何だかこっちが不安になるよ!!
(ていうか日米修好通商条約を淀みなく言えるとは、こいつ案外頭良いのかも…)」




(…ガサガサッ…


 草むらから音がした)





「……っ!」

「んお、野生の萌えもんのおでましかー
 
 っておおおおおおおおおい! どこ行くどこ行くんだ変態メガネええええええ!?」

「(全速力で駆け抜けるジーニ)
 怖い怖い怖い! 怖いから短距離走の速度でいくんだああああああああ!!」

「何をそんなに怖がる必要があるんだよ!
 ほら見ろピカチュウいるぞ!? レアだぞ捕まえとけーー!」

「無理無理無理怖すぎる!
 私を騙そうったってそうはいくかああああああ!」

「どんだけビビリなんだよアンタ!
 つかスカート押さえろよパンツ丸見えだぞ少しは恥らええええええええええ!!」

「見たくないんなら見るなあああああああ!!」

「見たくなくても見えるんじゃボケえええええええええ!!」





(しばらく追いかけっこが続く。

 そうこうしてる内に、森の出口のロビーに到着)





ガチャ、バタン!!!(ドアを開けて閉める音)





「ぜえ、ぜえ、ぜえ、ぜえ……」

「ぜー、ぜー、ぜーは…ったく、せっかくのダンジョン(?)を
 全速力で駆け抜ける馬鹿がどこに居るんだよ!
 せっかくの仲間を増やすチャンスが台無しじゃねーか…」

「…」

「ったく、しょっぱなからコレじゃ先行き不安すぎr」

「……ふぇ……」

「え?」

「うう…ふえええ…うえええええん、ひぃぃぃぃん…」

「え、え? ちょ

 ちょっと待って何で泣くの? 何で急に泣き出すの、ねえ!?」

「ひぃいぃ、ふひぃぃいいん……
 こ、怖かった、怖かったよぉお…うあぁあああああ…」

「ちょ、あの 何だってそんな土下座みたいな格好して泣くんだよ!?
 普通に座り込んで泣けばいいのに! てかまたパンツ見えてるじゃねーか!
 メガネずれすぎて酷いことになってるぞオイ!?」

「うぅぅうううう、ぐす、ぐす…すん、うぅうーー……」


「だから、あの、ちょっと

 ちょっとどうしろってのこの状態!?」




無事トキワの森を抜け切ったものの、怖がりという旅人にとって致命的な弱点を
持っていたことが判明した変人女・ジーニ(♀)。

果たしてワトソン(ミズゴロウの♂)はこの先彼女とやっていけるのか?
そしてその涙を華麗に拭ってやることは出来るのか!?
ていうかワトソンにそんな偉業が成し遂げられるのか!?



「え、ちょ、おま」



華麗に次回に続く!(無理矢理〆)





「………ちょ、



 俺にどうしろってんだよコレえええええええええええ!!?(心からの絶叫)」
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