5スレ>>637


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※どうも、零です。
2話目ですよ、一気に人物増えてってわかりづらさMAXですよ。
1、2話目はしょうがないんだ……しょうがない……。
お暇があれば是非どうぞ。










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       たまちゃんはどらごん☆すれいやー #に

          やくもさんとフランさんとフワラさんと憧れ


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特にやることもない、
それならば鍛練の一つでもするべきなのだが、そんな気力もない、ポーッとした朝の一時。
ゴーストタイプ持ちであることも手伝って、一際朝に弱い私なのだが、今日に限っては珍しくマンダもうとうとと夢現つである。
もちろん、言うまでもなくきんぐは夢の中。
マンダは、時々ハッと我に返りながら、しかし抗ずにこっくりこっくりと頷いて、
きんぐはすーすーと寝息をたてて膨らんだり萎んだりを繰り返している。
その光景がとろけて、耳へと流れて子守歌のように、また私をも眠りに誘った。





――――。





何時間くらい経っただろうか、
そう思えるくらい永き時間だったように思えたのだが、実際の時計の盤上は30分程度の経過しか示していなかった。
眠りを妨げたものは、一本の電話。
何も考えず、フラフラと電話の置いてある壁際へ歩いて、
何も考える事もせず、受話器を持ち上げる。

「ふぁーい……」

誰が聞いても失礼に当たるだろう寝呆けたままの声で、
良く良く考えれば電話を掛けてくる相手なんて限られているのに、我ながらなんとも恥ずかしい失態であった。

『あ、たまちゃん?、うちやうちやー』

受話器の向こうからは、関西言葉の可憐な声。
私がその声の主に思い当たったのは、数秒の間を置いた後である。

「……や、やくもさん!?」

その声もまた裏返ってしまった事もあり、思わず赤面してしまう。
聞かれちゃったかな、いや、聞かれちゃったよな、
あんな間抜けに、隠そうともせずに応対しちゃったんだから。

『あはは、寝てたん?』
「あ……う……すみません……」

最近、こんなにもゆったりとしてるのは、しばらく遠征であった電話の声の主、またその方と共に遠征メンバーである私達の先輩に当たる方々がいない事に甘えてだ。
そんな所をもろに見られてしまったのだ。
悪戯が見つかってしまった小学生のような気持ちを想像しながら縮こまっていた私であったが、
しかし電話の相手は別段気にすることもなく、本題を切り出す。

そしてそれは、先の失態に後悔することも忘れさせる程の嬉しいニュースであった。

『気にせんでええよー、そんでなー』
「はい……」

電話を掛ける程の用事だって限られてるはずなのに、予想だにしなかったその時の私は、本当にどうかしてたと思う。





『今日――夕方かな?、そっち帰るえー』










玄関先で私達は待っている。
約束の時間まであと少し。
先輩方が旅に出る時帰る時、後輩は総出で送り、出迎える決まりなのだ。
本当にそんな規則があるわけではないのだが、ごく自然に、当たり前のように続けられている伝統。
先輩方を敬い、大好きな故である。
マンダはもちろんの事、きんぐだって――眠たげな眼差しはいつもと変わらないものの――ちゃんと起きて待っている。

先輩方の姿が、遠くに見えた。

一人は手を振り、一人は欠伸をしているらしい、さらに少し離れたところのもう一人は日傘を持っている。
何週間振りだろう、今回の遠征では海外に行っていたから、しばらく会っていなかった。
海外で遠征、聞いた話ではとある国での最高峰の大会らしい、
そう、それほどまでに強いのだ。
その一人、こちらに手を振っている、今朝の電話の声の主でもある、チルタリスのやくもさん。
頭に結ったツインテールと、肩程まで下ろしたストレートな髪は青く、包んでいる和服も空色。
どこか上品な出で立ちには、高級さが垣間見える。
普段はおっとりと温厚で、どこにでもいるような普通の女の子であるが、
本名を霞八雲といい、その実、京都に本家を持つ竜族の名家、霞家の生まれである。
つまり、お嬢様という事。
もえもんにして、種族名、主人に付けられた名、それとはまた別に、自分の本名というものを持つ事がその証。
だからこそ、やくも、と呼ばれているわけだが。

「マーンーダー!」
「やくもー!」

やくもさんとマンダ、二人駆けだして抱き合った。
先輩に対して呼び捨てとは、とも思うが、そんな事は些細な事だ。
マンダがここに来たのは幼く、タツベイの頃からであり、私も幼くヨマワルの頃からで、
そんな私達に対して、妹ができたかのように喜んでいたやくもさん。
私達の間には、上下関係の前に、家族の絆があるのだ。

「なんやー、ウチには抱き付いてくれへんの?」

やくもさんとマンダのそれを見て、やくもさんと同じように関西言葉で、冗談をいう一人の青年。
フライゴンのフランさんだ。
やくもさん程とは言わないが、肩程近くまで伸ばしている少し無造作な緑髪に、ラフな服装を、それでも軽く着こなしている。
やくもさんの、私たちより遥かに昔からの幼馴染であり、実はボーイフレンドでもある。
そのために、やくもさんを姉として慕うように、またフランさんも兄として慕っている。

「フラ兄はあとでー」
「ふーくんはあとやー」

やくもさんとマンダ、二人顔を合わせあって、ね、と同意しあう。
フラ兄とはマンダが、ふーとはやくもさんがフランさんを呼ぶ時のあだ名である。
一方のフランさんは、酷いわー、とか言いつつもさほど気に掛けず、今度は私ときんぐに挨拶をしてくれる。
きんぐは何時もの様に無言でぺこり、とお辞儀。
私は、はい、と一呼吸置いて、ちょうど追いついて来た最後の一人にも一緒に、挨拶を返した。

「フランさん、フワラさん、お帰りなさい」

フランさんは優しく、ただいま、と、フワラさんと呼んでいるもう一人は、ええ、とクールに返してくれる。
そのもう一人、フワライドのフワラさん。
紫の派手な日傘に、同じく紫のワンピースドレスを着て、カールがかった長い白髪を持つ。
誰が見てもお嬢様だと思えるようなその姿で、本当にお嬢様なのである。
やくもさんと同じように、しかし次元の違う世界に生まれた者。
世界の誰もが知っているといっても過言ではない、特に私のようなゴーストにはただただ畏れ入るばかりの、名家、霊花院。
その霊花院家のお嬢様、霊花院夜風。
夜風、という名前自体、本人は嫌っており、それ故に周りにはフワラと呼ばせている。
私程度の者が本名で呼ぶと、こっぴどくやられるらしいから気をつけて、とやくもさんに忠告されたこともある程だ。
本名を嫌っている理由もその時聞いたのだが、曰く、『女の子らしくない』からだそうで、
それを聞いた時は、二人で思わず笑ってしまい、ちょうど聞いてたらしいフワラさんにはこっぴどくやられたものである。
そんな思い出も思い出しながら、再会の一時を喜ぶ。
マンダも、恐らくきんぐも。





また皆で暮らす日々が始まるのだ。
これほど幸せなことも無い。
情報によれば、今回遠征した大会では優勝したと聞いている。

――さぁ、今日はお祝いだ!










~~あとがき~~
お疲れ様です。
1、2話がこれにて出来上がったわけなのですが、ほとんど紹介な感じですよね……。
でもそんなの関係――ある?ですよn(ry
まぁ、これから彼女ら+彼がメインになるのかなーって感じです。
もちろん主人もまだだしてませんし、シークレットがいるんですけどNE☆
文章としては、1話目よりはマシになってると思います。1話目よりは……ね……(遠い目
……最近自信なくなってまs
ちなみにタイトルを見てニヤッとした方、全く関係なくて残念でしt(ピチューン
最後に、こんなものに付き合って頂き、誠に有難う御座いました。m(__)m
第3話、出来上がったらまた見て頂けると嬉しい限りです。では。
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