5スレ>>945


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 眼前に広がるのは燃える町。
 家が焼け、人が逃げ惑い、町は崩壊してゆく。

「なんだよ・・・これ」

 帰郷した彼を待っていたのは絶望の光景だった。


『さぁ、悲劇の幕開けだ』


-裏切り-

「よぅ、久しぶりだな。サイカ」
「アマネ・・・てめぇっ! なんでこんなマネを!」

 目の前にいるのはもはや見知った親友ではなかった。
 火の海となったマサラタウンを背にそいつは薄ら笑いを浮かべていた。

「もういらないんだよ、この町も。おまえたちとの思い出も・・・」
「そうか・・・もう戻れないんだな・・・。だったらお前は今から倒すべき『敵』だ!」


-出会い-

「どうだ、これがオレたちの力だ!」
「なるほど・・・仲間か。私には考えもつかない力だな」

 それほど疲弊した様子もなく、彼女は立ち上がる。
 こちらが全力で戦ったのに対し、よく見たら汗一つかいてない。

「君たちは面白いな。よし、私も着いて行かせてもらうとしよう」
「はぁ・・・勝手にしてくれ」


-擦れ違い-

「マスターにとって、わたしは『マドカ』さんの代わりでしかないんですね・・・」
「違う・・・オレはそんなことはっ・・・!」

 そう言って伸ばした腕が振り払われる。
 彼女は悲しそうな顔で泣いていた。それは初めて見る表所だった。

「優しく、しないでください。今のわたしにとってマスターの優しさは何より辛いんです・・・」
「マドカ・・・オレは・・・」


-争い-

「それ見たことか! だから私はポケモンという種は駆逐せねばならんと言っていたんだ!」
「しかし彼らも我々人間と近い種であることには変わりない。それを駆逐というのは・・・」

 テレビのワイドショーで討論する研究者達。
 既に世論は反ポケモン派が多くなり、ポケモンに対する迫害が続いていた。

「ポケモンを駆逐せよー!!」
「ポケモンをかばうトレーナーたちも同罪だー!!」


-別れ-

「アサギ! おい、しっかりしろ!!」
「ごめん・・・サイカ。あたしは、ここまで、みたい・・・」

 腕の中の彼女から徐々に生気が失せていく。
 誰の目から見ても彼女の死が近いのは明らかだった。

「サイ・・・カ・・・。ずっと・・・す・・・き・・・」
「アサギ!? アサギィィィィィィィっっっ!!!」


-降臨-

「どうやら苦戦しておるようだな、人の子よ」
「まさか、こいつは・・・!」

 天空から降り立つ燃えさかる炎の翼をもつ鳥。
 その姿は誰もの目を奪うほど美しく、神話から抜け出した不死鳥のようだった。

「伝説の三鳥の一角・・・ファイヤーか!?」
「いかにも・・・。世界を救うというお主の覚悟見せてもらおうぞ!」


-想い-

「ボクね、お兄ちゃん・・・お兄ちゃんのことが好き・・・」
「ルイザ・・・おまえ・・・」

 ずっと子どもだと思っていた少女から告げられた突然の告白。
 彼へと向けられる真摯な目は彼女の想いの強さを雄弁に物語っていた。

「マドカちゃんよりも、アサギちゃんよりも、世界中の誰よりお兄ちゃんのことが好き・・・」
「・・・オレもだよ、ルイザ・・・」


-そして最後の刻へ・・・-

「ははははっ! やっとここまで来たか、サイカァっ!」
「ふんっ・・・待たせたな、クソ野郎・・・」

 もはやその姿は『人であること』すらやめていた。
 数多のポケモンを取り込み、異形の存在へと姿を変えたかつての友。

「7年前の続きだ・・・さぁ、オレを楽しませろぉ!!」

 混濁した瞳は狂気を宿し、開かれた口からは愉悦の声が漏れる。

「ケリをつけようぜ・・・アマネェっ!!」

 どこでオレたちは間違ってしまったのか。
 そんなことを考えなかったわけではない。
 多くのものを失った。多くのものを手放した。
 どこからか、いつからか狂いだした世界、歯車。
 もはや戻ることなどできない。
 もはやどちらかが死ぬことでしか終わりにできない。
 互いに地を蹴り、眼前の相手へ最大の力を放つ。

「アマネェェェェェェェっっっ!!!」
「サイカァァァァァァァっっっ!!!」


 この春あなたへ送る感動の萌えもんファンタジー。
 劇場版 Wishing stars -the Invisible of the Infinite World-
 あなたは戦いの果てに何を見る・・・。



-楽屋裏-

サイカ「で、作者、なんだよこれ」
作者「ウハウハしてやった。反省はしてない」
サイカ「完全に確信犯じゃねーか・・・」
アマネ「ていうかなんでオレが悪役なんだよ!」
マドカ「なんでわたしヒロインじゃないんですか・・・」
アサギ「なんでアタシが死んでんのよ!」
ラピス「出れただけ・・・」
リン「いいじゃないのよぉ・・・」
???「私にいたってはまだ本編にすら出てないんだがね」
ファイヤー「我もリレーSSからの登場だしのぅ」
作者「ちなみにウソ企画ではあるけど、設定の一部は本編でも反映される可能性はあるからね」
ルイザ「ということはボクとお兄ちゃんのラブロマンスが・・・!」
作者「ひ・み・ちゅ♪」
サイカ(うわぁ、殴りてぇ・・・)
作者「とまぁ、今後もこういったドラマ仕立ての短編はちょくちょく作っていこうと思うので、みんなもよろしくね~」
マドカ「だったら今度はわたしがヒロインの話を・・・!」
作者「どうしよっかなぁ~♪」
サイカ「うわぁ、殴りてぇ・・・」
ルイザ「お、お兄ちゃん! 心の声が漏れちゃってるよっ!」
アサギ「はぁ、ホントこの作者は不安しかないわね・・・」
アマネ「違いねぇ。そんじゃま、次のMMD(MoeMonDrama)で」
全員「お会いしましょう!」
サイカ「本当に使うのな、その略称・・・」
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