2スレ>>220


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ご注意)当SSはアカギVerのフィールドを参考として作られています。いや、注意ってほどでもないんだけどね。




「ついたぞバカヤロー!!アイタタタ」
「マスター、落ち着いてください、周囲の方々が不審に思います」
「あはは、元気やな~」
 テントの中で寝袋から目覚めた私を最初に襲ったのは軽い後悔だった。
 寝袋、そう、寝袋なのだ。
 いくら最近購入したものだと言っても、その寝辛さったら、言葉も無くすほどだ。
 おかげで今日もまた微妙に寝違えてしまって首が痛い。
 慣れれば楽になりますよ、とサイホーンちゃんは言ってくれたが、なかなか慣れることはなさそうである。
 それに、食料だっておつきみやまのふもとの方で結構使っちゃったから昨日の夜はパラスちゃんが取ってきてくれたオボンの実で飢えを凌いだしね。
 意外においしくてビックリしたけど、なんだか人としての尊厳が損なわれたような気がしたよ。
 あぁいや、もうポケモンフードをおいしいなんて感じちゃった私なんて……
 うぅ、お母さんの手料理が恋しいよぉ。
 というか、ふと思ったけど、サトシとシゲルは料理とかどうしてるんだろ?
 トレーナーとして結構切実な問題だよね、これって。
「とりあえず、ポケモンセンターで今日の宿を取ろう、買い物とか散策はその後でいいや」
「そうですね、それが賢明かと」
「わかったえ~」
 そうそう、私は手持ちポケモンが二体、というのもあって基本的にポケモンをボールに入れずに、一緒に歩いていくスタイルを取っている。
 べっ、別に私だけ疲れるのが嫌とかそういうのじゃないんだからねっ。
 ハナダシティの建物の位置や道行く人たちの話をぼんやりと聞きながら、ポケモンセンターへと歩く。
 案外、意識を傾ければ他人がどんな話をしているかくらいは把握できるし、なにより直接聞くのはなんだか億劫なのだ。
 うーん、どうやらどろぼうが出たらしい、犯人の目星はついてて、それがなんとあの憎きロケット団の仕業とのこと。
 うん、やはりロケット団は全員首吊って死ぬか、阿部さんに掘られるべきだと思う。
 阿部さんってのはネットで噂になっている「イイ男」で、ノンケでもホイホイ食べてしまうらしい。
 クチバの公園にいるって話だけど……う~ん、まぁクチバシティにも行くだろうし、その時に探してみよう。
 っと、どうやら着いたようだ。
 自動ドアがゆっくりと開く、私の頭はこれからやってくる柔らかなベッドと暖かいシャワーとまともな食事の事でいっぱいだ。
 重要なのがシャワーよ、それもお湯が出てくるシャワー。
 昨日、パラスちゃんに案内されて川で身体を洗ったんだけど、正直風邪ひくかと思った。
 外が大丈夫でも山の水はマジで冷たいのだよ、ワトソン君。
 そうそう、その時一緒に身体を洗ったサイホーンちゃんのマル秘姿はちゃんと激写しておいた。
 どうやって撮ったのかって?フフフ、蛇の道は蛇、という奴なのですよ―――まぁパラスちゃんに撮影お願いしただけだけどね。
 頼む私もアレだけど、撮影を快く引き受けてくれたパラスちゃんは……どうなんだろう?
「ようこそ、ポケモンセンターへ」
 ドアが開くや否や、聞き覚えのあるジョーイさんの声。
 ここに来るたびに安心できるのも彼女の声があってこそなのだろう。
 あぁ、薄汚れた私を笑顔で迎え入れてくれるアナタの笑顔に乾杯。
 んでもって相変わらず助手のラッキーちゃんもかわいいよ、はぁはぁ、もう抱きついてしまいたい。
「こんちには~、今日の宿の部屋を取りたいんですけど空いてますか?」
「えぇ、空いてますよ、部屋の鍵を渡すのでトレーナーズカードを見せてくださいね」
「はいはい~」
 バッグの貴重品袋からトレーナーズカードを取り出してジョーイさんに見せて部屋の鍵を受け取った。
 この施設、ポケモントレーナーに対して格安で宿の提供を行うなど、旅をするものにとってのオアシスといっても過言ではない。
 無論、トレーナーズカードと呼ばれる一種の身分証明書っぽいものが必要になるのだが、登録も思いのほか簡単らしいので多くのトレーナーがお世話になっている。
 らしい、と言うのも旅の準備は大方お母さんと博士が準備してくれたからであって、実際のところはよくわからないのだが。
 そうそう、トレーナーズカードなんてねぇよ、とか思った読者はメニューを開いて自分の名前の所を選択してみなさい。
「うっしゃ、とりあえず荷物部屋に置いて、私がシャワー浴びたら街を散策しよう~」
「了解しました」
「わかったで~」
 私の声にならい、二人は私の後ろを私と同じ速度でついてきている。
 ん~さっすがポケモンセンター、私の部屋とは違ってちゃんと掃除が行き届いてるねぇ……感心感心。
 鍵に書かれた部屋の番号を探し当て、ドアを開ければそこには柔らかなベッドと、シャワールームとシャワールームが―――
 あぁ、待ち待った暖かいお湯のシャワー、水を浴びても震える必要なんてないのだ。
 んでもって、サイホーンちゃんとパラスちゃんも汚れてるだろうしね。
 そうそう、ポケモンセンターのシャワールームってポケモンも一緒に入れるように結構な広さを確保してあるのだ。
 部屋に入るや否や、即行で汚れた服を脱ぎ捨て、両手でサイホーンちゃんとパラスちゃんの首根っこをひっつかみ―――
「さぁ、今から全員でシャワータイムよ、くんずほぐれつ、身体を洗おう~」
「マ、マスター!?」
「おー皆でシャワーか、なんやら楽しそうやなぁ」
 抵抗するサイホーンちゃんをひきずりながら、私たちはシャワールームに入っていった。





「さぁさぁ~諦めて服を脱ぎなさい~」

「ちょ、ちょっとマスター!悪ふざけもいい加減に―――ひゃ、そこは……」

「お~サイホーンちゃん胸おっきいんやな~、どれ、うちも触らせて―――」

 ―――しばらくお待ちください、これ以降のシーンが読みたければ皆の合言葉「わっふるわっふる」と(ry






「うぅ、酷い……まるでケダモノです」
「いや~気持ちよかったねぇ~」
「せやな~」
 全身ぽかぽか、眼の保養もバッチリで私たちは部屋の中でだべっている。
 シャワーを浴びてすぐに外に出ると風邪ひいちゃうからね。
 身体がある程度冷めるまではこうやってしていようと、ついさっき決定し、今に至るというわけだ。
 あぁ、それにしてもサイホーンちゃんお肌スベスベでキレイだったなぁ。
 顔を真っ赤にして恥ずかしがる姿にお姉ちゃん涎が止まりません。
 胸がね、意外に大きかったわぁ~、でも大きすぎるって感じでもなかったけどね。
 なんというか、こう、ほら、ちょうど手にすっぽりと収まる感じで……
 じっくりと、感触を思い出しながら余韻に浸る。
「あはは~なにやら手つきがやらしいなぁ~」
「もう、マスターとは二度とシャワーに入りませんからっ!」
「くふふふ、サイホーンちゃん、世の中には押すなと言われると押したくなっちゃうような人間が多数存在するのだよ」
「うぅ……」
 うん、やはりサイホーンちゃんはNOとは言えない性格のようだ。
 いい人なんだけど人生損するようなタイプだね、だがそれがいい。
「さて、話は唐突ですが、散策するまでにここのハナダシティのジムリーダーことカスミちゃんの対策を軽く立てておこうと思います」
 これ以上いじるとフルアーマーダブルサイホーンになっちゃうかもしれないのでふざけた話はここまでで、ここからはちょっと真面目な話を。
 言葉の雰囲気に気が付いてくれたらしく、二人の表情が引き締まる。
 うん、なんだか歴戦の戦士って感じでお姉ちゃん思わず恋心を抱いてしまいそうです。
「んっと、さっき確認したデータだとカスミは水ポケモン使いでヒトデマンにスターミーを使ってくるんだって、使ってくるわざはわかんないけどね」
「水タイプですか、厄介ですね―――私は先手を打たなければ少々厳しいかもしれません」
 そう言いつつ、なんだかんだで燃えている辺りサイホーンちゃんはやはり頼りになるぁ。
 そうだよねぇ、前回もこうかがイマイチのはずなのにイシツブテをとっしんで壁にめり込ませていたりしたからなぁ~。
 あれはむごかったなぁ、ほんと、見ていて痛ましかったと言うかなんと言うか。
「カスミちゃんか~えらいなつかしいなぁ~」
 パラスちゃんどうして……ってそうか、元マスターがポケモンリーグ目指してたとか言ってたよね。
 なるほどなるほど、実に心強いね。
「そういえばマスター、いつの間に相手のデータを入手したのですか?」
「ん?あぁ、さっきポケモンセンターのパソコン見たらメールボックスにシゲルからメールがきててね、それに書いてあったの」
 シゲル曰く「弱いからゴリ押しでいけた」とのことだが、一応戦略あってこそのゴリ押しだとおもうんだよなぁ、私は。
 シゲルの方は順調に旅を続けているらしい、なんでももうポケモンを30種類もゲットしたとか書いてあった。
 それに比べて私は……ま、いっか。今は目前の敵について考えよう。
「―――そうですか、わかりました」
 ふむふむ、相手は二体で、私の手持ちポケモンは二体、その内一体はこちらは不利でもう一体がこちらが有利。
 相手に対するアドバンテージは向こうはこちらのポケモンを知らず、こっちは向こうのポケモンを知っていること。
 ん~、まぁわざまで分かればいいんだけど、流石にそこまでやったらマズイかな。
 そこらへんの空気をシゲルは読んだということなのだろう。
「んじゃ、先鋒はサイホーンちゃんで、いける所までいってみて、サイホーンちゃんがやられたら後詰めとしてパラスちゃんが出るってことでいいかな?」
「それがいいでしょう、向こうも切り札は最後に使ってくるでしょうし、有利な状況に運ぶ為にはそれが妥当です」
「ええで~了解や~」
 よっし、今後の方針も決定っと。
 メモ帳の「戦略アレコレ」の欄に追記して、それをリュックに入れる。
 これから買い物だ、サイフをリュックの底から取り出して、ポケットに入れておく。
 サイフって基本リュックの底だよね?なくすと困るし。
「さて、それじゃ食料、どうぐ、etcを買いにしゅっぱ~つ」
 モンスターボールも10個くらい余裕が欲しいし、きずぐすりやどくけしにまひなおしも買わないとね。あとポケモンフードもか。
 でもってキャンプ用のガスバーナーのガスも必要だし、う~いろいろ要るなぁ~。
 とりあえず、非常用の保存食と汗拭きシートはちゃんと買っておこう。
 いつ何時、野宿を強いられるかは分からないからね。
 あっ、そういえば、ここって有名なデートスポットが近くにあったような……買い物が終わったら行ってみますか。
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