3スレ>>57

 オレは ねんがんの イーブイ をてにいれた。
「とゆーわけでキミに決めた!」
 早速ボールから出してやる。
 ほのかな輝きが生まれ、光の中からはイーブイが現れた。
「……」
 イーブイがすっ、と目を開き、オレを見た。
 そして、
「……お父さん!!」
 イーブイはオレの胸に飛び込みながら、そう叫んだ。
 そう、オレがお父さんだよ、イーブイ。
 ……じゃなくて!
「ちょっとちょととと待ってもらうぞイーブイ」
「はいなんでしょうお父さん」
 くそ、礼儀正しくてすごくイイ娘なのに……。
 どうしてオレの呼び名が『お父さん』なのだろうか。
 普通『ご主人様』とか『マスター』とか『主』とかだろ常考。
「ど、どうしてオレがお父さんなの?」
 聞くとイーブイは?と言う表情で首を傾けた。
 そうして腕組み、考えること三十秒。
 ぽんっ、と手を打ち、
「すみませんでしたお父様」
<ドーン!!>
 オレの心の中で何かが爆発した。
 ……これは……背徳感が……うはw
「うん、分かればいいんだ分かれば」
 このイーブイを家に連れて帰ったら、皆に変態と言われてしまったが、
「何、気にすることはない……」
「どうしたんですかお父様? あ、何か私が悪いことしましたか?」
「いや、お前はどうもしてないさ」
 そう、オレがどうかしているだけなのだから。

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最終更新:2007年12月21日 00:28
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