それは、リーグ制覇に向けての特訓の合間、
ロコンの髪をブラシで梳かしている最中だった。
「あ、あの、ますたー」
腕の中のロコンが、若干迷いを含んだ声で呼びかけてきた。
「ん?あ、悪い、髪引っ張ちゃったか?」
「あ、いえ、そうじゃなくてですね。えっと、その・・」
ロコンは、モジモジしながら俺を見上げる。
瞬間、何故か耳まで真っ赤になって、俯いてしまう。
そのまま、ごにょごにょと何かを呟いていたが、
やがて意を決したように、勢いよく顔を上げて・・
「ますたーは、おっぱいのおおきいかたがすきなんですか!?」
・・・と、よく分からんことを叫んだ。
「えーと、ロコンさん?突然どうなされたんでしょうか?」
悪いものでも食べさせた覚えはないんだが・・・
どこかで拾い食いでも・・
そんな失礼な考えを察したのか、ロコンは頬を膨らませて抗議してくる。
「ぱーてぃー、おっぱいがすごくおおきいかたばっかりじゃないですか!」
言われて、パーティーのメンバーを思い浮かべる。
フリーザー、リーフィア、ギャラドス、サンドパン、ストライク、ロコン
うん、まぁ、言われてみると、ロコン以外見事に巨乳が揃ってる。
ロコンも自分の言葉で、改めて振り返り、苦々しい顔になっていた。
「さんどぱんもしんかするまえは、わたしとおなじくらいだったのに・・・」
うらぎりもの、とか聞こえた気もするが、きっと気のせいだろう。
というか、そのしたほうが幸せだと思う。
とりあえず、今はロコンの誤解を解くほうが先決だ。
「あのな、ロコン、別に俺は胸の大きさでメンバーを決めてるわけじゃないぞ?」
「・・・3かまえ、ふりーざーさんにおっぱいおしつけられて、
はなのしたのばしてたのは、どこのどなたでしょうか?」
「うっ、いや、それはだな、俺も、おとk「きのう、りーふぃあさんのおっぱいをみつめてたのはだれでしょうか?」
「あ、あれは、リーフィアが屈んだ時に、たまたま目にはいtt「2じかんほどまえに、すとらいくさんにさらしをしないようにいったのは、ますたーですよね?」
・・・・・・・
「・・・・すいませんでした、大きなおっぱい大好きです」
その後、俺はロコンに土下座させられていた。
胸の中には、夢が詰まってると思うんですよ、主に男の夢。
脳内のオーキド博士とおっぱいについて、熱く語り合っていると、
「もう、ますたーはしょうがないですね」
呆れるようなロコンの声が消えてきた。
顔をあげると、にっこりと微笑むロコンと目が合った。
「しんかしたら、ないすばでぃになって、ますたーをめろめろにしちゃいます」
そのまま俺に飛びつき、耳元でそっと囁かれた
「かくごしといてくださいね、ますたー?」
最終更新:2007年12月08日 00:45