3スレ>>505


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ここはとあるビルの屋上


月の光に照らされ影が二つ







「ご主人様、今日は月がきれいですね。」


「ああ。満月だし、空に雲もかかってないしな。」


「私、こんなにきれいな月を見たのは初めてかもしれません。」


「そうなのか?」


「はい。前から月はきれいだなとは思っていましたが、今日は特にきれいに見える気がします・・・」


「そうか。」


「でも・・・」


「うん?」




      ―-きっとご主人様と一緒にいるからきれいに見えるんですよ――





「えっ?今なんて言った?」


「いいえ、なんでもないですよ?ご主人様。」


「そうなのか?」


「そうですよ。うふふっ。」


「・・・へんなやつ」


「ご主人様?何か言いましたか?」


「いいえ、何も?」


「あら、そうですか。ご主人様が言うならそうなんでしょうね。」


「・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・ふっ」


「・・・・・・・・・うふふっ」











___________________________________________







「ご主人様?」


「ん?どうした?」


「えっと・・・・・」


「なに?」


「・・・・また私と一緒に月を見てくれますか?」


「・・・・そんなこと、当たり前だろ。」


「ご主人様、ありがとうございます。」


「俺だってお前と見る月はすごくきれいに見えるからな・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・」


「クロ?」


「・・・・・・・・・・・ご主人様っ!」


「わっ!?くっ、くろ?」


「ご主人様っ・・・・・・・」


「いきなり抱きつくなよ・・・びっくりしたじゃないか。」


「だってご主人様が・・・」


「わかったわかった。お前はしっかりしてると思ったらこれだもんな・・・。ま、いいけどさ。」


「えへへっ♪」


























                ――――ご主人様――――




                ――――なんだ?――――




       ――――これからもずっと私と一緒にいてくださいね――――




         ――――ああ。俺はずっとお前と一緒にいるよ――――












今宵の月はいつもより明るく、そして優しく、ふたりを包み込んでいた。
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