3スレ>>527


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 『天を貫く塔の頂に座する女帝』

 霧にでも隠れていたのか、今の今まで見つけることが出来なかった巨大建造物「そらのはしら」。
 なんとなく登ってみたくなって、ボロボロの床に悪戦苦闘しながらも何とか頂上に着いた。
 そして、頂上に居た萌えもんを見た瞬間、全身に電撃が走った。
 その目つき、体つき、体から立ち上るオーラ。
 その全てが、彼の理想通りの存在だった。
 この位置からはわからないが、その体臭だってとても芳しい物に決まっている。
――彼女は、僕の理想の人なのだから。
 何もしていないのに息が上がる。ああ、彼女に触れたくて堪らない。
――これは運命の出会いだ。そうに決まってる。
 彼は歓びの余り、ある言葉を口にする。それはもう、手持ちの萌えもん達が引くぐらいに。

「じょ、女王様!」
「は?」

 見知らぬ人物に、いきなり女王様と呼ばれた、彼曰く運命の人・レックウザは呆然としている。
 彼は、旅の記念に取っておこうと決めていたマスターボールを、どこからとも無く取り出し言葉と共に放り投げる。

「ああっ女王様。僕の、僕だけの女王様になってください!」
「え? は? な、なに、なんなの?」

 未だ事情が飲み込めないレックウザにマスターボールが当たる。
 如何に神の如き力を持つカイオーガとグラードンを退けられる程の力を持っていても、マスターボールからは逃れられない。
 数秒後、マスターボールのキャプチャーランプが点滅し、レックウザを捕らえたことを知らせた。
「はぁはぁ……女王、さまぁ……」
 彼は捕まえたばかりのレックウザをボールから出す。

「い、一体何がどうなって、ひぃ!」
「ああ、女王様……やっぱり良い匂いだぁ」

 彼女の肌に顔を押しつければ、立ち上る芳しい汗の香りが鼻腔を犯す。
 香りは瞬く間に脳髄に広がり神経を犯し尽くす。
 視界がチカチカする。意識が飛びそうになる。
 だが、香りだけでは物足りない。この素晴らしい香りの原液を味わわせてくれ。

「や、やめろ放せ! ひゃん!」

 欲望に導かれるまま、レックウザの肌を一舐めする。直後、舌の上に広がる味と香り。
 この世に匹敵する物が存在しないのではないかと思えるほどの極上の味。
 先ほどよりも濃密な香りが口腔から鼻腔に至り、再び神経を犯す。今にもイってしまいそうだ。
――ああ、なんて、なんてすばらしい。もっと、もっとだ。僕にこの至上の美酒をもっと恵んでください!

「ハァハァハァ……」

 彼は、まるで何かにとりつかれたかのように、一心不乱にレックウザの肌を舐め続ける。
 その様は何処か親に乳を強請る子に似ている。

「放しなさい!」

 叫びと共にレックウザがアイアンテールを放つ。
 普通の人間なら死んでもおかしくない威力のそれを全身で受けて留めて、彼は嬌声を上げ恍惚とした表情になる。

「ああ、この痛みが女王様の僕に対する愛なんですね!? ああ嬉しいです女王様ぁ!」
「ひぃ! こ、来ないで!」

 レックウザの全力を以て放たれるげきりん。
 だが、彼には効果がない。彼にとっては、彼女から与えられる物は全て、至上の快楽を与えてくれる物なのだから。

「ああっ嬉しいですっ、女王、さまっ! こんなにも、僕を、愛してくれているなんてっ!」
「た、助けて!」

 天より来る者が天に願う。なんとも滑稽な様だが、その願いは届いたようだ。

「誰が呼んだか正義の味方。超電磁砲(レールガン)を携えデンリュウ。見参!」

 彼の腰に付いているボールの一つから、そう高らかに宣言しながらデンリュウが現れる。
 無論、超電磁砲など持ってはいない。持っているのは磁石だ。

「悪霊にとり憑かれた我が主よ。我が必殺の電撃を食らい、正気に戻るがよい! 必殺、超電磁砲!」

 デンリュウが覚えられない筈のでんじほうを放つ。
 ボロボロの地面を抉りながら必殺の雷撃は彼とレックウザに到達する。

「うわあああああああ」
「くぅ……」

 爆風が砂埃を巻き上げる。
 彼には効果抜群。レックウザにはそれなりのダメージを与えた。

「正気に戻ったか我が主……ってあれ? やりすぎた?」

 いつもならすぐに起きあがる主人がぴくりとも動かないことにデンリュウは焦る。
 それはもう、磁石落としたり髪が解けたりするぐらいに。

「れ、レックウザ殿! ど、どうすればいい?」
「知らないわよそんなの! さて私は今のうちに……「何処に行くの女王様? 僕を、置いていくの?」

 彼は見えない力で吊られているとしか思えない立ちあがり方をしながら、レックウザに近づく。

「ひぃ!」
「えへへへへ……逃がさないよ?」
「ああ、我の力では主を元に戻すことはできなかったか……すまない。レックウザ殿。諦めてくれ」
「え、ちょっと!」
「あの美酒を僕にもっと頂戴?」
「や、やだ、ちょっと助けてよ! ねぇ、そんな通夜の時みたいな沈痛な面持ちしてないで!」
「(通夜の時のような沈痛な面持ち)」
「女王様ぁ……」
「ひぃぃぃぃ!」



コメント
予想外に変態だった。
色々ネタを仕込んだ?
上手く落ちなかった。
途中の見えない力で云々のくだりはAAで表すと
 __ 
○||\ こんな感じ。足が短い? しるか。
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