1スレ>>122


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第二話 ゲンガー編 「前世(ユメ)の続き」 第1章

夢を見る

いつも同じ夢

始まりはとても楽しい

友達と無邪気に遊び回る

昨日は鬼ごっこをした

今日はかくれんぼ

かくれんぼは得意

私には秘密の隠れ家がある

ココは私だけの場所

仲の良い友達にも教えてない

少しだけ気が咎めるけど

それでもココだけは譲れない

鬼が探しに来た

でも平気

見つかりっこなんてない

小さな微笑がこぼれる

友達の声が聞こえる


-でてきて-

-逃げよう-


バカだなぁ

そんなことしても

出て行くわけ無いのに

優越感に浸りながら

自らを襲う睡魔に身をゆだねた

これが私の

楽しい夢のオワリ

 

第二話 ゲンガー編 「前世(ユメ)の続き」 第2章 


目を覚ます

でもまだ夢の中

何度も見た夢の中

だから知っている

これから起こる出来事を

自分の無力さを

自分の卑怯さを

この夢の結末を・・・

 

外が騒がしい

いつの間にか眠っていたようだ

隠れ家の隙間から赤い光が差し込む

もう夕方か

はやくみんなの所に行こう

みんなもう捕まったかな

ちょっとだけ寂しかった

広場にたどり着く

声をかけようとして

声が出なかった

友達はみんな

堅そうな四角いハコの中に入れられていた

もちろんかくれんぼじゃない

鬼の子も捕まっていた

周りには数人のヒトがいた

話し声が聞こえる

-大漁だな-

-この量ならロケット団も高く買ってくれるぜ-

-ぼろい商売だよな-

話の意味は分からなかった

でも

みんながどこかに行っちゃうことは分かった

助けなきゃ

助けなきゃ

助けなきゃ

気がつくと私は

全身に力を込めて

広場とは逆方向に

逃げ出していた

 

いくら走ったか分からない

足はもう悲鳴を上げていた

でも止まれなかった

逃げ出す前の最後の一瞬

友達の一人と目があった

目が訴えていた

-どうしてキミはツカマラナカッタノ・・・・?-

ゴメンねと何度もつぶやく

視界はとっくに滲んで見えなかった

でも止まらなかった

止まってしまうといけないような気がしたから

森を抜ければきっと

この悪い夢が覚めてくれる

そう思って

走り続けた

そして

森の茂みを抜けたとき

急に体が浮いた気がした

-あぁ、やっと悪い夢が覚めてくれる-

そんな安堵感と共に

私は崖から落ちていった

 

 

落ち行く意識の中で

私は思った

きっとこれは

みんなを見捨てて逃げた罰なんだね

ごめんね

助けてあげられなくて

ごめんね と

 

第二話 ゲンガー編 「前世(ユメ)の続き」 第3章

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・ガー

・・・ゲンガー

 

私を呼んでいる

誰だろう

ゲンガーは私の名前

今の私の名前

 

・・・ゲンガーってば

 

うるさいな

私は今起きたくないんだ

私を起こして良いのはご主人様だけ・・・

 

・・・ご主人様?

 

「こら!!いい加減に起きろ!ゲンガー!!」

「わぁぁ!!ご、ご主人様!?」

「ご主人様じゃないだろ!まったく。。みんなで昼寝してたからって
 一人だけ夜まで寝る奴があるか!!」

「あ、あはははは。ごめんなさい。」

「ごめんなさいじゃあすまないだろ。みんなもずっと待ってたんだからな。」

 


「・・・ずっと、待ってた・・・?」

 

途端に

涙がこぼれる

 

「お、おい。どうしたんだよゲンガー??ちょっときつく言い過ぎたか??」
  


違うんだ

 

「た、確かにゲンガーはこの間のバトルで一番頑張ってくれたもんな!
 それくらいの休養は許してやるべきだったよな!!」

 

違うんだよ、ご主人様

 

「悪かったよ!!な、このとーりだ!!ってお前らも俺を白い目で見るな!」

 

私の[今]の仲間達に白い目で「最低」とか「鬼畜」とかゆわれてるご主人様はかわいそうだったけど


でも今はそんなことより


暇さえあれば私やみんなの胸やお尻をながめてニヤニヤしてる変態ご主人様のことなんかより


みんなが待っててくれたことが


こんな卑怯で汚い私のことを


待っててくれたことが


うれしいんだ・・・・・・・

 

 

 

「ねえご主人様」

「ん?なんだ?ゲンガー」

私はあのあとみんなに「よくもゲンガーを泣かしたなー!!」「このド変態!!女の敵!!天誅!!」
と言われて6人の内の強行派の2人のボコ×2にされて重傷を負ったご主人様に話しかけた

「今日はごめんなさい。ちょっといやな夢を見て・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

沈黙が流れる

「・・・そっか。ならしょうがないよな。」

「え?」

「なんだよ「え?」って。そりゃあ誰だっていやな夢を見るときもあるさ」

「そ、そうじゃなくて。・・・怒ってないの??」

おそるおそる訪ねてみる

「なんで怒るんだよ??って、まぁ起こしたときはついノリで怒っちゃったけどさ。
 よくよく考えればお前も疲れてたんだしな。俺のこの傷と引き替えって事でチャラにして欲しい。」

すまなかった。とご主人様が謝る。

ご主人様は全然悪くないのに

「なぁゲンガー」

「はい?」

「俺はお前と出会う前のお前のことは知らないし、お前が話したくなければこれからも聞くつもりはない。」

「・・・ご主人様」

「でもな、俺たちはお前のことを家族だと思ってる。それは断言できる。
 そして俺たちは何処にも行かない。いなくなったりもしない。だからな・・・」

「・・・だから?」

「前世を悔やむんじゃなくて、今を精一杯生きようぜ。それだけだ」

そういってご主人様は寝てしまった

・・・まいった

寝てるときに何度も声に出してたんだね

ご主人様は全部知ってたんだ

やっぱりご主人様には適わないよ

みんなだってそう。やることなすこと結局はご主人様が見抜いている

変態な所はあるけどそれはきっと場を張りつめさせないため

そう思いたくて私は太ももをさわさわしているご主人様の右手をひねりあげてどかせた

ギャという声が聞こえたが聞こえなかったことにしよう

 

ねえみんな

私は今、とっても幸せだよ

私の罪は許されるものじゃないし

みんなも許してくれないと思ってる

でも

でもね

都合のいい話かもしれないけど

私は

今を精一杯生きていくよ

だから今は

この町も私たちも皆

お休みなさい

 

----

-後書き-
長々とおつきあい頂き恐縮です。幽霊と言うことで死ななきゃなれないだろ?なんて極悪な疑問から生まれたお話です(切腹!!
シリアス路線慣行と思って書いたら最後はギャグも入っちゃって・・・
なんか無理矢理終わらせた感がでかいです
あと、完成させることだけ考えて書いたので表現が雑です。ご容赦を。

ちなみに最後の部分ですが・・・分かりますかな?

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