1スレ>>149


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ずっと、一緒だと思ってた。

初めて会った時、酷い扱いを受けた。
ほかの子と闘わされ、そして捕まった。

でもそれでよかったと思ってた。

優しかったから。

抱きつくと頭を撫でてくれたし
傷つけば心配そうな顔でポケモンセンターに運んでくれた。

悪戯をすると頭をポカンと殴られちゃうけど、
それもなんだか嬉しかった。

僕の知らないことを何でも知ってた。
僕の知らないことをたくさん教えてくれた。

闘って勝てば喜んでくれた。
抱きしめて頭を撫でてくれた。嬉しかった。


こんな幸せな日々がずっと続くと思ってた。


あの日、ほかの人に預かってくれといって僕を渡した。
そこにはほかの子もいて、ご主人さまは

「後で迎えにくる」

といってくれた。不安にはならなかった。
でもほかの皆の顔は陰ってた。

何日もたった。寂しかった。
もしかしたらこのまま迎えに来てくれないんじゃないかと思った。
暗い中怖いけど、でもきっとご主人さまが

「迎えに来たよ」

って言ってまた連れてってくれる。
そう信じてた。
信じてればきっとご主人さまがきてくれると思ったから。



やっとご主人さまが迎えにきてくれた!
あぁ、また一緒にいられる。嬉しかった。

あれはトレーナー?バトルするのかな?
僕がんばるよ。そうすればまた頭を撫でてくれるよね?


      • え?なんでその人に僕を渡すの?

―交渉成立だね。―

え、待って。僕捨てられちゃうの?

―や~、こちらこそありがとう。―

まってよ。僕ご主人さまと一緒にいたいよ。
好き嫌いもしないよ。
悪戯もしない。
バトルだって頑張って役に立つから!
他の子よりもずっと頑張って強くなって!
もっともっと強くなって役に立つから!
お願い見捨てないでよ。
もう一度、頭を撫でてよ!ねぇ!

僕の声はここからは届かない。
でもご主人さまの声が聞こえてくる。
声を張り上げた。もっと遊んでもらいたかったから。
泣き叫んだ。もっと甘えたかったから。
気づいてくれと願い続けた。

ずっと、一緒にいたかったから。
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