3スレ>>693


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電気が生まれているこの場所、あたしは気に入っている。
いきなり爆発したりしてうるさい子達もいるけどとても落ち着く場所。
気ままに外を飛び回る。いつもの青空、中途半端な曇り空、最高にゴキゲンな大嵐の空。
好き放題しては落ち着くこの場所に戻っては羽を伸ばす。まあ巣みたいなもんだね。

タマムシ、ヤマブキシティでの騒動もこれで終止符かな、女の子を悪事に使うなんてどうかしてるよ。
さて、今日は前から気になっていた無人発電所に行ってみようかな。
オーキド博士から頼まれた図鑑もあるし、あらゆる場所を探さないといけない。
毎度思うのだけど女の子にボールを投げつけるのはちょっと気が引けるんだよね。
いじめっ子っぽい感じがするけど向こうは全力で戦ってくるしいいのかな?
その点あいつはためらいなく速球で投げている。まあどうでもいいかな?

なんか胸騒ぎがする日だ、なんか胸のあたりがモヤモヤする。
今日は曇ってるし雲に紛れて適当に雷落としてこのモヤモヤを消そう。
一応、ヒトに当たんないようにしよ・・・
一暴れしたらまた発電所で寝てよう。

シルフカンパニーのおじさんから預かったラプラスになみのりをおしえて進んでいく。
結構気持ちいいけど女の子の上にのっかるっていうのはちょっと不思議な気分だ。
それにしても無人発電所か、いかにも電気な女の子達がたくさんいそう。
トキワの森で偶然出会ったピカチュウがいるけど、いろんな電気な子がいるんだろう。
原発だったりしてメルトダウンとかだけは嫌だなあ。なんか急にそこいらに雷が落ちてるし危ないかもしれない。

ダメだ、何かしらないけどモヤモヤする。
思いっきり放電すればだいたいこういうのは治るのに今日は変だな。
疲れてるのかな?毎日気ままにしててそんな疲れることはないしな。
でもなんか暇だな・・・。なんか飛びっきり面白いことでも起きないかな。
そうすればこんな気分も吹っ飛ぶのにな。

予想通り中にはビリリダマやピカチュウにコイルがたくさんいた。
中にはアイテムに化けてばぁ!っておどかしてくるマルマインまでいた。
しきりにびっくりした?って聞いてきたけどオドオドしてたら爆発してしまった。
僕が悪いのだろうか?とっさに場に出てきてくれたのがゴローニャじゃなかったら大変だったな。

「ありがとう、助かったよ」
「うう・・・いたかった・・・」

傷薬で治療してあげつつ先まで進んでいくとそこらでなんか爆発してる、よくこの建物平気だよ。

なんかやけに騒がしい、普段の3倍は爆発音がする。
もう、なんなんだよあたしがこんな時に、うるさいな。
ちょっと見回るかな、縄張り荒らしでもきてるかもしれない。
あたしの居場所を荒らすヤツは容赦しない。

奥まで歩いていると突如見たことのない子が現れた。
図鑑でデータを見てみる、サンダーというらしい。
サンダー・・・?まさかあの伝説の?

「・・・!?あ、あの子は・・!?」
「あれは・・・なんだ人間か」

人間の男だ、カッコからしてトレーナーだね。
こいつがモヤモヤの原因か?
まあいい、なんか弱そうだし追っぱらお

「ここはアタシの縄張りだよ、何か用か?」
「え、僕は図鑑作ってるただのトレーナーだけど・・・。」
「へえ・・・じゃああたしを捕まえようってのかい。
 捕まるわけにはいかないね、あたしは伝説なんだ。
 どうしても捕まえたいならかかって来な!逃げも隠れもしないよっ!」

その子はそういうと臨戦体制に入った。
ものすごいプレッシャーを感じる、伝説って言っていたし、伝説の萌えもんサンダーに間違いない
全身から出てる威圧的な電のオーラ、自信に満ちた笑顔。
落ち着いてみるととても神々しい姿だ。
ただこの気迫、一瞬でも手を抜いたら僕の仲間はすぐにやられてしまう!
電気にものすごく強いゴローニャに出てもらった。

「チッ!あたしの苦手な石頭かよ・・・」
「電気なら任せて・・・!」

あたしの主力の雷技が通じない相手だ。まったく面倒くさい。
ヘタレそうなトレーナーだし一気に空中からスピード勝負すれば!

雷技が通用しないだろうしおそらく速度をいかした接近戦を挑むだろう。
ゴローニャにはガン待ちしてもらってのしかかりで動きを止めさせよう。
でもこのサンダー予想以上にものすごく速い!僕のタイミングをミスるとゴローニャが危ない。
チャンスはあって2回かな。

「・・・うっ」
「どうしたんだい?あたしのスピードについてこれないかい?
 ほら!反撃はどうした!?」

ずっとこの石頭は防御の姿勢を崩さない。一方的だ。
トレーナーもあたしを見て目をぐるぐるさせて指示がだせないんだ。
予想通りのなんてことない普通の人間だ。

「そら!これで終わりだよ!」

ゴローニャに一直線に飛んできた。
これを待っていた、大きなチャンス。

「今だ!のしかかりだ!」
「・・・うん!」
「ッ!?」

ズシッ

鈍い音と共にサンダーは拘束された。

「うあっ・・・重・・い・・!放せ!」
「今だよ・・・!」

ゴローニャの合図でハイパーボールをぽんと当てる。
サンダーは暴れながらもボールに吸い込まれて行った。

体中がものすごく痛い、すごい重かった。
体が痺れてるけど、あたしは捕まっちゃいけないんだ。
アタシは・・・伝説の・・・。
くそ・・・くやしいよ・・・。

「お疲れ様、ゴローニャ」
「・・・重い・・・?」

やはり女の子は気にするのかな。
文字通りちょっと重みのある声とセリフだった。
男子の僕にはわからないことだし深く突っ込まないでおこう。
傷だらけのゴローニャに傷薬を吹き付けてあげて。
早速サンダーを出してみよう。
出してみると体のそこかしこが痺れていたり、傷が結構深いようだ。

「大丈夫かい?手を貸すよ」
「ボールにあたしをいれとけばいいじゃないか」
「でも傷が・・それにあちこち痺れてるみたいだし・・・」
「傷薬とかもってないの?」
「あ・・・ごめん、ゴローニャので最後だ。まひなおしならあるよ。とりあえず・・・」

しびれはとれたものの体中が痛いな・・・。
チクショウあの石頭・・・なんて重いんだよ。
・・・ん?なんだこの男しゃがんで背中むけて・・・。

「ほら、乗って」
「なッ!あたしを馬鹿にしてんのか!?」
「でも、足とかすりむいてたりきれてたりしていたそうだから・・・」
「誰がアンタなんかの背中に乗ってやんなきゃいけないのさ!ゴメンだね!あぁ、そこの石頭でものっけてやんな!」
「頼りないっていう自覚はあるけど、仲間のこと大事にしたいからさ。だから信じて乗って?」

くさいこといいやがって・・・。
まぁ、退屈はしなさそうだし言うことくらい聞いてやるか・・・。
こいつどっかぬけてて拍子ぬけしちゃったよ。

「し、しょうがないな、乗ってやるよ」
「すぐ萌えもんセンターまで運んであげるよ、穴抜けのヒモ忘れてきちゃったんだ」
「ドジな男・・・ったく、これからあたしにあんま世話やかせんなよ?」
「ど、努力はするよ、もちろん」
「アハハ、期待するよ、あたしを捕まえることができた人間さんよ」
「う、うん」

サンダーがほぼ顔の真横見せた笑顔はとても綺麗だったが彼には見えない。

背中にほんのりとやわらかに電気が響いてる感じがして心地よかった。
女の子をおんぶなんて結構するようになったけど、ちょっとドキドキするな。
ほかの子と違って体つきとか結構大人だし・・・。





そういえばゴローニャはなんか帰り道ずっと下を向いて何かつぶやいていた。

「・・・・・・重い・・・・・・?」
「うっ・・・。」

この子に体重とか重さの概念の話は振らないでおこう。
のしかかりさせるのもまずいのかな。
女の子って難しいなあ。メガトンなのに。
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