1スレ>>459

「なぁマスター」
「ん、なんだ、パルシェン」
「マスターは長いこと萌えもん連れて旅してるんだよな」
「そうだね」
「で、マスターの夢はポケモンリーグの頂点に立つことだった、と」
「うん、そうだったね」
「それで、結構前にリーグ制覇したんだろ？　なんでまだ旅を続けてるんだ？
　どこかにジムでも作るとか地方の四天王になるとか、選択肢はあっただろ」
「そりゃそういうお呼びは当時いくらでもあったさ、今でも家に帰れば
　誘いの手紙がたくさん届いてるんじゃないかな」
「それでメシも食えたろうに、もったいねぇなぁ」
「いいんだよ、こうして皆で野宿してる方が俺は好きだ」
「あたいは三食ポロック付きのふかふかベッドがいいけどね」
「…洞窟から捕まえてきた頃に比べてずいぶん横柄になったもんだ」
「あー、肉食いたいわねー肉
　明日ヤマブキ着いたら真っ先にメシね、まずメシ」
「はぁ、全くこれだから」
「ヘヘヘ、よかったなマスター
　ジム暮らしなんかしてたら、こんな美人には一生会えなかったぞ？」
「そうだな、きっと一生会えなかった
　俺は果報者だ」
「ヘン、バーカ」