5スレ>>171


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あんなナリをしてあんなフザけたこと言ってポーズを取ってスポットライトを浴びる女。
キュウコンだ、それもなんかやたら長い肩書きを言ってた、そして頭痛がする。
何かにあきれると頭痛が起こるっていうのは正しいようだ。
あたしは今まさにあきれてものも言えないし、頭痛がしてる。



えーっと・・・キュウコン・・・でいいんだよねあれ・・・。
一応火だからラプラスが頑張れば勝てると思うけど・・・。
なんだろうねあれは、あれこれ考えてたいけど、そんなんで負けたら駄目だ。
ボーゼンとしてないでラプラスに指示をださないと・・・。



「ちょっとカツラ~!観客すんごく重いんだけど~?」
「むう、クイズを全問突破したりしておるからきっと良い反応がくると思ったんだが・・・。
 どうやら知識はあるがわしらとは違うベクトルの趣味のようだ。」
「いやな・・・趣味だのベクトル云々以前にあたしらはジムを突破しにきただけの挑戦者なんだよ。
 こんなわけわかんねえ萌えもんだのクイズだの出されてこっちは心底呆れてなんともね・・・。」
「うん・・・僕は自分がそういうの知っててちょっとアレかなって思ったけど・・・。
 でもカツラさんみたら僕はまだ大丈夫だって思えるよ、ありがとうカツラさん。」
「それは決して褒めている意味ではなかろう!まあよい、キュウコンよ、タイプの相性を潰す技で行け!」
「何だって!?」
「今の言葉でやっと目が覚めたよ。おいラプラス、あいつはあんたを潰せる立派な作戦があるぞ、せいぜい注意しな。」
「あなたに言われなくてもわかっているわ、油断はしないわよ。」
「ちょっとー!!いつまであたしをシカトしてんの!はい注目注目!!」



キーキーうるさいキュウコンが両手をたたいた、試合開始の合図かと思ってあたしらは少し下がった。
ただキュウコンは試合じゃなくていきなり変なことをし始めた。



「はい、ここに種も仕掛けもないトランプがあります、さあラプラスさん1枚引いてくださ~い♪」
「は・・・はい?」
「あ、種も仕掛けも攻撃もないから、そっちに渡すから自分で切って自分で1枚カードひいて見て、当ててあげるから!」
「あの子何がしたいんだろうね?サンダー。」
「本当にタイプ相性潰せる戦いを持ってるんだろうけど、どこまで本気なのか、どっから戦闘行動なのかわかんないな。
 あのやろうとしてる手品がなんか戦闘に関係あるのか?」
「うーん、どう指示をだしたらいいんだろう・・・。」



あれこれ悩んでるうちにとりあえずラプラスがカードを1枚引いた。
ラプラスも少し困り気味だ、そりゃジム戦中にトランプ引かされるだなんて思ってもいないよ。



「1枚引いたけど?」
「じゃあ残りのカードを地面において、何のカード当てたか当てるから。」
「これでいいかしら?」
「はいみんな注目注目~!」



いちいちピョンピョン飛び跳ねて注目を浴びたがる、困った奴だ。
しょうがないからちょっと見に行ってやるかな・・・。



「むむむ~~ん・・・そのカードは・・・ハートのキング!つまりハートの13!
 愛の模様のカードで不吉な数ぅ~、一体このカードはなんだろうねぇ~?」
「何がしたいのかさっぱりね、さっさと試合を始めましょう。」
「えー、もう終わり~?あたしの見せ場こっからもっともっとおっきい手品やマジックなのに~。
 ・・・ちぇっ・・・。」



戦う気がないのかな?手品が見たいなら試合の後でもいいのにね。
何の意味があるのかさっぱりわからない手品をやめさせたラプラス。
臨戦態勢をとったラプラスを見て、キュウコンも戦わざるを得ない時、一瞬だけキュウコンの表情が本気になった。



フザけてるだけの女かと思ったけどどうやら違うらしい、あの目で実力は高い物だというのがすぐにわかった。
一瞬だけ強い目つきに変わった、秘められた自信があるようだ。流石はジムの萌えもんか。



「しょうがないか・・・ね?」
「こっちから行くわ、なみのり!」

ドザァアア

「こっちこっち!」

キュルルルン



ハートマークの火の粉を散らしながら避ける。
キュウコンがどんな技で攻めてくるか・・・それが一番の問題だ。



「そ~れ!あなたはだんだんおかしくな~る・・・。」
「なっ!?きゃあっ!」



怪しい光を出し始めたキュウコン。そうか、まず先に混乱させて楽にするつもりだ。
ラプラスは見事に光を直視して混乱してしまった。



混乱させられちゃった、えーっと混乱は僕がもってる道具じゃ治せない・・・。
続けて攻撃してもらうしかないか・・・。



「くっ・・・そこ!ハイドロポンプ!」

ドバァアアッ



せっかく出た大技も見事に外れちゃった。
パニック状態でうまく狙いが定まってないしあさっての方向に撃ってる。
まずは落ちつかせないと・・・。



「残念でした~♪こっちだよー!それッ!」

ボヤ~・・・

「あうっ!」



キュウコンが放ったのは鬼火、殺傷力は無いけど必ず火傷する技だ。
作戦がなんとなく分かった、混乱させて火傷を負わせて大技でトドメかな?
ただ向こうも水技喰らったら致命的だから相当本気でかかってきてる。



「ラプラス!冷静になって、落ち着いて敵をよく見て!」
「そうはいっかな~い♪そぉれ!みらくるー!」

キラァ~ン

「増えた!?どれが本物!?」



しまった!鬼火で火傷、怪しい光で混乱、身代わりで逃げ。
一度はまるとかなり厄介な戦法だ、でもなんでもなおしを持ってないんだ僕。
勢いですぐジムに来るんじゃなかった、道具忘れが酷いのは僕の悪いクセだ。
今交代しても相手の先制でまた相手の術にはまっちゃいそうだ・・・。
ラプラスには申し訳ないけど頑張ってもらうしかないか・・・。



「ごめんラプラス!なんとか凌いで!」
「なんとか落ち着いたけど・・・火傷が・・・それに身代わりね。
 とりあえず身代わりを先に潰して・・・!」

ドザァー

「あーッ!あたし似のかわいい人形がー!」
「ズブ濡れで無様ね、あなたもこうしてあげるわ。」
「むかぁー!くらえ、あなたはまたもおかしくな~る・・・。」
「うっ・・・またその不安定になる光を・・・!」
「2度も同じ技をうけるだなんてね~♪そんなんじゃあたしには勝てない勝てない!」



2度目の混乱、ラプラスの体力的にももう後が無いな。
そろそろあたしの出番だな、よーく体を慣らしとこう・・・。



「さーて、トドメだよぉ~、みなさまご注目~!」
「サンダー・・・何勝手に出番みたいに振舞ってるの、私はまだ・・・当たれッ!」
「らぶりーぷりちー!燃える恋の焦がし火!バーニングハートフルファイアー!!」
「ハイドロポンプ!!」

ドォオオオオッ
ドバァアアアッ

ドギついハート型の火炎が打ち出されると同時にハイドロポンプも発射された。
おそらくあれは大文字と同じで大がハートマークになっただけかな?
ラプラスのハイドロポンプ・・・お願い、当たって!

バアァアアン
ドザァアアッ

「きゃぁあああっ!!」
「あれ?うそ!キャアアアア!そんなぁー!」
「ラプラスー!」



どうやらあたしの出る幕はなかったようだ、ラプラスがしっかりとトドメをさした。
ただ炎の大技を受けてラプラスも倒れた、確かにタイプの相性さを潰せるかもしれない作戦だった。
カツラの手持ちはここで打ち止めなのか?



「う・・・マスター、私もちゃんとできたわ・・・でもごめんなさい。
 これ以上はもう駄目・・・。」
「ごめんよラプラス、無理させちゃって・・・ボールで休んでて。」



無駄にはならなかったけど・・・僕はトレーナー失格だ。
揃えるべき薬をまた揃えてなかったんだから・・・。
ラプラスには悪いことをしちゃったな、ごめんなさいラプラス。
ボールを構えてラプラスを中で休ませる。



シュン

「むむう・・・キュウコンまでやられるとはな・・・次で最後か・・・。」



カツラの手持ちは残り1人、それに対して戦いに出てなくて万全な状態のあたしが出る。
誰が出てもあたしの敵じゃないし、軽く勝ちをもぎとらせてもらうとしようか。



「次はあたしが出ればいいんだろう?腕が鳴るよ。」
「うん、次はサンダーお願い。」



カツラが少し間をおいてからモンスターボールに手をかけた、少し古びている。
それを手に持ってしばらくボールを見つめてつぶやいた。



「残ったのはお前だけ・・・むう・・・頼んだぞ・・・。
 行けい!ウインディ!!」

シュン

場に出されたのはウインディだった。ガーディの進化系だ。
ついつい警戒しちまうな、今度はどんなヘンな奴が出てくるのかとか。
最後に出てくるんだからキュウコンよりもとんでもないのかも知れないな。



でてきたのはウインディだった。炎萌えもんの中でも人気が高い。
バーガーチェーン店もできるくらいだし定評がある。
でも・・・カツラが出したウインディだとやっぱりどんなのかジロジロ見ちゃうなぁ。



「お前らが今回の挑戦者・・・!見てたぞボールの中で!
 ボクのカツラおじちゃんをさんざん馬鹿にして!
 勝負だ!ボクが勝ったらカツラおじちゃんにあやまれ!」



あれ?意外とマトモな奴が出てきたぞ?
そういやボールから出すとき今までとは雰囲気違ったし・・・。
どうやらこいつが本命みたいだな。



「へぇ・・・伝説のこのあたしをみてちっとも臆せず言うね。
 よっぽど自信があるのかい?フフフフ・・・。」
「う・・・お前なんか・・・!お前なんか!だいたいそれならボクだって!
 ボクだって、中国じゃ伝説の萌えもんなんだぞ!お前なんかに負けないぞ!」
「ここは日本さ、そして日本でアンタは伝説じゃあない・・・。
 でも面白いね、あたし相手にちっとも怯まないんだから。
 軽くひねってやるつもりでいたけどやめた!全力で相手してやるよ!
 ・・・ハァアアアアッ!!」

バヂヂヂッ ギャァアアアン

サンダーが腕を振って、力を全身に込めて電気をためて地を踏む。弾ける閃光。
その瞬間、僕がいままで見たことないようなものすごい威圧感をサンダーが放ってた。
これが本気のサンダー・・・頼もしいけど少し怖いな。
サンダーの体を宙に浮き始める、羽ばたかなくても多少飛べるらしい。



「さあ来な!あたしを楽しませてくれよッ!」
「カツラおじちゃん・・・ボクは逃げないよ!たぁああッ!」

キィイイイイ

ドガッ

「うあっ!」

ウインディの体が輝いた、その技に見覚えはある。
しまった、神速攻撃・・・!って考えてるうちに最初の一撃を受けた。
クソ、何やってんだあたしは・・・!空中で体制を直して・・・。



「もう一度、てやぁあ!」

キィイイイ

ガツッ

「くっ・・・同じ手は通用しないさ!
 今度はこっちからだ!そらッ!」

ギュウウウ ドガァーン

「ぎゃうッ!」

ものすごい雷を一瞬で出してしまった・・・。
これが本気のサンダーの実力・・・準備動作がほんの僅かであんな大技を・・・。



最初の攻撃で怯んでるうちに、攻撃を連発でたたきこむッ・・・!



「一撃くらったらそれで終わりさ、行くよッ!そらそらそらッ!」

バヂッ バヂッ バヂッ

「きゅっ!きゃん!きゃうっ!うぅう~~!!まもるっ!」

ヂヂヂヂイッ

「チッ、防がれちゃったか。ならもう一度高威力のを放つ!」
「うう~、ぐるるるるるぅう~~!!お、お・・・。」
「!?」



ウインディの体がブルブルと震え始め、体中から物凄い熱波オーラが出始めた。
大技の前兆なのは明らかだった、でもサンダーも攻撃を準備してる・・・。
まずい!このままじゃ・・・!



「サンダー!危ない!避けてー!」
「オーバァー!ヒートォ!!」
「しまっ!?」



思わず攻撃準備をやめて回避、いや間に合わない!
両手を交差させて力をこめて攻撃に備えるしかない。
あたしとした事がさっきからとんだ誤算続きだ!



ドッガァアアアアアアン

「ぐうッ・・・!」
「わきゅきゅ!やった!」



なんとか防御したものの結構なダメージだ、ウインディがペースに乗る前に打開するしかない。
ひるんでるスキにすぐ攻撃に移るはず、それが遠距離攻撃か近距離攻撃かを読めば・・・。
あの体勢・・・さっきの神速だな、伝説は神の速度を越えるって事を教えてやるさ!

キィイイイ

「くらえ!わっきゅぅうう!!」
「サンダー!防御して!」



来る・・・コースは・・・正面だ!静止画のように見える。
タイミングが分かる、それにあわせて・・・!

ガシッ

「わふっ!?」
「ヘヘ、捕まえた!」
「なんと!目にも止まらん動きをの攻撃を・・・ウインディの体を掴みおった!」

ブワァアア

掴んだまま飛んでウインディの頭を天井にたたきつける!

ガァアン

「うぎゃうっ!」
「まだまだ!はっ!」



続けて地面に投げ落とす!そして・・・。
あたしが今まで頼りない主に見せたことの無い奥義を出す。
体を震わせて力をためる、あたしの全身が光り輝く。

ヒュイイイイイ

「!?・・・サンダーの体が・・・輝き始めた・・・!?」
「いかん!避けろウインディ!」
「うう・・・うきゅう~・・・。」



ウインディは頭を強打してふらふらしている、とても避けれそうにない。
サンダーの次の攻撃で勝てる!・・・でもあんな技見たことないや。
サンダーにはまだまだ未知の強さがあるのかな?



「フフフ・・・よく見てな、あたしの奥義をね。
 これで終わりさ!くらいな!ゴッドバァードォ!!」

ギュオオオオ

サンダーが全身から白い光を放ちながら空中から地上のウインディに突っ込む。
あのスピードにあの角度・・・サンダーが地面におもいっきりぶつからないかも心配だった。
ただ今のウインディはパンチドランカー状態、当たらないほうがおかしいと思う。

ドガァアアン

「ぎゃわぁあああん!」
「ウインディ!!」
「うわっ!?」



着弾(っていっていいのかな?)した瞬間ジムの地面が光の拡散と共に小さなクレーターを作ってた。
吹っ飛ばされたウインディ・・・地面に叩き付けられてそのままダウン。ちょっとかわいそうかな。
サンダーは片方のヒザと手を地面につけて見事な着地をしてた、ちょっとカッコイイ。



これが正真正銘、伝説の技。ゴッドバード。
あたしの最強技のひとつだ。雷が効きやしない相手とかにも使う。
ただスキがでかいもんだから今みたいに相手がフラフラだったりしないとなかなかまともには当てれない。
それにしてもこのウインディ、なかなか戦ってて面白い相手ではあった。あのカツラがこうもまともな子に育ててるんだ。
他のとは違う思い入れがあるんだろうな、想いは伝わってきたけど相手が悪かったね。



「ウインディ!しっかりせんか!ウインディ!」
「カツラ・・・おじちゃん・・・ごめんね・・・ひっく・・・えぐ・・・。」
「泣いちゃったね・・・サンダー。」
「絶対に勝ちたい強い意志があったのに、それが叶わなかったんだ。
 そりゃさぞかし悔しいだろうさ。あんなに泣いて・・・よっぽどカツラが好きなんだな。」
「ボク・・・負けちゃったよ・・・カツラおじちゃん・・・オタクじゃないもん・・・。」
「もういい・・・研究者なんてものはその道のオタクというものだ、別にわしはなんとも思っておらん。」
「こいつら・・・カツラおじちゃんのことヘンな目で見て・・・悔しかった・・・ふぐ・・・えぐ・・・。」
「あ・・・。」



確かに変な目で見てたかもしれない・・・そこは確かに僕らが悪いな。
他の3匹の萌えもんはあんまりそんな風に見えなかったけど。
ウインディはカツラのことを馬鹿にされるのが一番嫌だったみたいだ。



変な目で見んなっていうのは相当無理な話だと思うんだけどな。
でも・・・あたしらが言ったりしたことは決して褒められたような事じゃないな。
やれやれ・・・敗北した時の条件だったけど・・・。



「ごめんなウインディ、その・・・カツラのこと馬鹿にして悪かったよ。」
「うん、僕もごめんなさい。無意識のうちに失礼なこと言っちゃったかも。」
「んきゅう~!ボクに謝ってもしょうがないぞ!カツラおじちゃんにあやまれ!」
「そうだったな、悪かったなカツラ。」
「ごめんなさい、カツラさん。」



あたしが謝ると同時にこいつも謝った。
同じことを考えてたのかな?



「良い、しかしどうして謝る気になった?」
「そのウインディを見て戦って、アンタが立派なトレーナーだっていうのが良く分かったからさ。
 トレーナーの名誉のために戦って負けて泣く、ずいぶん立派だよ。」
「その子には特別な思い入れがあるんですよね、その子もカツラさんに思い入れがあるみたいだし。
 悪いことしたかなって思って。」
「きゅ・・・さ、最初からあやまればよかったんだ、ふんだ。」
「ハッハッハッハ、良い男にトレーナーだ。気に入った。
 さあウィンディ、よくやってくれた。あとでセンターに行こう。」
「うん!」



素直じゃないなこのウィンディ・・・ま、いっかな?
それにしても最近あたしがまさかの苦戦したり油断して攻撃を受けることが多いな・・・。
こいつと一緒になってちょっとぬるま湯につかりすぎたか?
気を引き締めていくか・・・。



「これがクリムゾンバッヂじゃ、受けとれい!」

ピィン

カツラがバッヂを親指ではじいて飛ばした。
女性意外のジムリーダーってどうしてこうしたがるんだろうな?



「ああっ!」
「落とすなよお前も。」
「ごめんごめん、なれてなくて・・・よし、バッヂは残り1つだね。」



服にバッヂをくっつけてみる、うん。そろそろ派手になってきたな。
サンダーからしたらほんの少し地味らしい、もっと腕にシルバー巻くとかさって言われた。
そのときの顔が冗談なのか冗談じゃないのか良く分からない笑顔だった。
してやったりな顔だからきっと冗談だね、うん。



「残りのバッヂは・・・ふむ、グリーンバッヂか・・・。」
「カツラおじちゃん・・・グリーンバッヂって・・・。」
「うむ・・・あやつじゃな・・・。」



残りのバッヂの名前を言ってなんだかウィンディとカツラの顔が曇った。
何か曰くつきのヤツなのか?それともただ単に強いヤツか?
どっちにしろあたしがいる、勝ってやるさ。



「トキワジムのリーダーのことですか?
 あのジム閉まっててやってなかったけど・・・何か知ってるんですか?」
「そうか・・・シルフ事件の少年・・・おそらくジムならそろそろ開く頃だ。
 ジムリーダーの事は・・・行ってみれば分かる。」
「うーん、そうですか。」
「何も教えてくれないのかよ、チェッ。
 ま、誰があいてでもあたしが蹴散らしてやるから安心しな!」
「うん、頼りにしてるよサンダー、さ、もうここを出ようか。」
「次戦う機会があったら今度こそは負けないぞー!ぎゅううー!」
「アハハ、何度でも返り討ちにしてやる、またな。」

バタン

ドサッ

「きゅう~~・・・。」
「まったく無理をするから、ほれ、萌えもんセンターにいくぞ。」
「ボールやだ~・・・おんぶか抱っこで連れてって~。」
「まったくしょうがない奴じゃ、よっと・・・。」
「わふぅ~ん。」



・・・外・・・



「お、久しぶりやなあ。」



変形した日本語を喋る奴がやけになれなれしくこいつに話しかけてきた。
こいつどっかで見た事ある気がするな。



「あ、マサキさん、こんにちわ。」
「はいはいこんにちわ、って・・・げえっ!サンダー!」



マサキさんがサンダーを見て凄く驚いてる。
そういえばマサキさんは萌えもんマニアとして有名なんだった。
サンダーみたら人一倍驚くよね、常識的に考えたら。



「一体どこで見つけたんだ?わいが探しても信憑性の薄い目撃情報しかなかったんや!」



思い出したぞこいつ、発電所にいたときに気分で新聞みたらこいつの事が書いてあったな。
無類の萌えもん好きで萌えもんマニア。からかいがいがありそうだな!



なんかサンダーがマサキさんを見てニヤっとした。
いい予感がまったくしないから困るよね。



「教えて欲しいか?あたしがどこにいたか、教えて欲しいか?フフフ。」
「どこにいたんや!教えてくれ!」
「どーすっかなー?教えてやろうかなー?あ、そういや腹減った気がするよな?」
「メシか!おごったるわ!何処にすんどったんや!」
「どーすっかなぁー?あたし伝説だしな?教えてやってもいいんだけどメシだけじゃなあ?クックック」
「いじわるせんて教えてくれー!」
「いじわる?違うね、あたしはただたんに気まぐれなんだよ、アッハッハッハッハ。」
「サンダー・・・まじめに聞いてる人をからかっちゃだめだよ。
 サンダーは無人発電所にいたんです。」
「あ~あ、せっかくからかいがいのある面白いヤツが来たと思ったのにな。
 まあ発電所に今行ってもあたしはいないけどな。」
「うう・・・伝説通り本当に1個体しかおらんのか・・・
 そや本題、これからナナシマいくんやけど一緒にどや?」
「ナナシマ?ナナシマって最近観光地っぽくなってきたあそこですか?」
「ん・・・?ナナシマ?」



そういえばナナシマにはあいつが・・・。
最後に聞いた事が正しいならあそこにいるはずだ



「そや、これから行くとこなんやけどよかったらどや?」
「あたしは行きたい、っていうか頼む、つれてってくれ!」
「サンダー、どうしたの?」
「いや、どうしても行きたい、それだけさ。いいだろ?」
「うん、じゃあマサキさん。一緒に行っていいならお願いします」
「ありがとな、あとマサキって言ったな、ありがとな。」
「かまへん、さ。船でちゃっちゃといこか!」



なんだかサンダーは船に乗り込んでからもなんか嬉しそうだった。
なにかあるのかな?ナナシマに。甲板で風を浴びながら笑顔を浮かべてた。



会えるといいな、あたしらは疎遠になっちまってるし久々に会いたい。
懐かしいな、また戦ったり遊んだりしたいな。
あたしにとって数少ない親友だからな、いるかどうかはわかんないけど楽しみだ。

































































































「ふぁ~・・・くしゅ。」

そよそよ 

誰かが私のこと考えてる~?
あったかいここでくしゃみって事は誰かがうわさとかしてる~。
いいうわさかな?わるいうわさかな?う~わかんない。
考えるのめんどくさいし寝ちゃお。キムチ鍋たべたい~。


「おや~すみ~・・・すー。」
ツールボックス

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