5スレ>>369


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オーキド「ユウ、シゲル、二人とも頑張ってくれよ」
 博士から図鑑を貰うと、シゲルは「任せろ」言って走り去っていった。
「博士。僕も頑張ってくる」
オーキド「おお待つんじゃユウよ」
 博士はシゲルがいなくなった途端、天使のような微笑みを向けながら、立方体の箱を奥から助手に持ってこさせた。
オーキド「いくら萌えもんがいるとはいえ、女の子だけじゃ何かと大変じゃろ。そこでじゃ。最初に与えたヒトカゲ以外に、もう一体萌えもんを与えるとしよう」
 そう言って手渡された萌えもんボール。そして、謎の箱。
オーキド「その箱には、旅を優位にさせるアイテムがいくつか入っておる。わしからの餞別ということで受け取っといてくれ。それから、ボールの中身は『ミニリュウ』じゃ。ヒトカゲ同様可愛がってくれよ」
 箱はとりあえず鞄の中にいれ、ボールの中からミニリュウを出した。
ミニリュウ「やっとでられたー」
 中からは龍というより巨大芋虫のような萌えもんが一体……けど、可愛い。
オーキド「その萌えもんは、今はそんな姿でも、進化すると化ける。化けるまでが大変じゃがの」
助手「博士。そろそろ……」
オーキド「おお、そうじゃった。このあとタマムシで会議があるんじゃった。すまんのユウ。今のわしにはこれくらいしか助力できんが」
「んーん。これでも沢山だよ。ありがとう、博士」
オーキド「頑張ってくれよ。応援しとるからな」
 そして、外に出た。

 貰った箱の中を見ると、カプセル式にアイテムが詰め込まれていた。
 一つずつ確認するのは面倒くさいなぁって思っていたら、ミニリュウが教えてくれた。
ミニリュウ「その中身は、確実に萌えもんを手に入れられるマスターボールが九九九個と、回復の薬、ピーピーマックス、ドーピング、技マシン各種が入ってるよ。本当、博士は心配しすぎだよね」
「マスターボール? モンスターボールみたいなアイテム?」
ミニリュウ「そうそう。それの改良版みたいなの。投げたら絶対ゲットだから結構希少なんだけど、博士がなんとかカンパニーの社長に頼んで作ってもらったみたい」
「へぇ……そうなんだ」
ヒトカゲ「そんなことより、早く先に進もうよ。カメの奴に遅れをとっちゃうよ!」
 前回戦ったときに、ゼニガメに負けたことをまだ根に持ってるようだ。ヒトカゲは頬を膨らませながら訴えてきた。
 けど確かに……あの自信満面のシゲルの鼻っ柱を折ってみたいとは思う。
 そのためには、彼よりも早く図鑑を完成させるか、この世界のどこかにある萌えもんリーグっていうのに優勝しないと。
「じゃあ、行こうか」
ヒトカゲ「うん」
ミニリュウ「それより……あれ」
「え?」
 見ると、目の前に可愛らしい萌えもんが。
 図鑑で確認すると、彼女は『ピカチュウ』というらしい。赤いほっぺがキュートだ。
「早速、萌えもんバトルね」
ヒトカゲ「ここは僕がやるよ!」
「いけっ♪ ますたーぼぉーる!」
 ピカチュウゲットだぜ♪
ヒトカゲ「…………」
「これで新しい仲間ができたねー。ヒトカゲもミニリュウもみんな仲良くねー」
ピカチュウ「よろしくネ。先輩たち」
 しかもアイテム持ってる。……なになに、電気玉?
ミニリュウ「それは、ピカチュウの電気技の威力を上げるアイテムだよ」
 ふむふむ。じゃあこれはピカチュウが持ってたほうがいいね。
「じゃあ先いこー」
ミニ&ピカ「「はーい」」
ヒトカゲ「ぼ、僕もー」

 歩くはトキワの森。
 まだ時間はお昼だというのに、辺りは深夜のように真っ暗だった。
 噂によると、どうやら増えすぎた虫萌えもんによる仕業らしい。
「これじゃ、前が見えないよー」
ヒトカゲ「僕の炎でつかってー!」
 けど炎じゃ、せいぜい数メートルしか先が見えない。
ミニリュウ「仕方ないよ。今はこれで先に進もう」
 途中で現れる虫萌えもん。キャタピーとかビードルとか、虫はダメなんです本当に……。
ヒトカゲ「がぁー!」
 現れ次第ヒトカゲの火炎放射や、ミニリュウの冷凍ビーム、ピカチュウの十万ボルトで退散していただきました。え? これ全部博士からもらった技マシンに入ってたやつだよ。
「それにしても……ここ、どこ?」
 まるで樹海だ。歩けど歩けど出口に辿り着かない。
ミニリュウ「おかしいよ。この森はこんなに広くなかったと思うけど」
ピカチュウ「うん。僕が前に来たときも、徒歩十五分くらいで出られた距離だったよ」
 ってことはなに? 誰かが僕たちを陥れようと何か仕掛けてるの?
「つーかーれーたー」
 歩き始めてから一時間くらい経ってるのに、さっきから同じ景色しか見えない。
 もしかしたら、一歩も先に進んでないのかも。
「入り口ももうわかんないよー。どうすればいいのー?」
 いっそ森ごと焼き払っちゃうとか……。
ミニリュウ「空を飛べる萌えもんが仲間にいれば、空から見てもらえるのに……」
ヒトカゲ「それはダメだ。上には沢山の虫萌えもんが待機してるから、袋叩きに遭っちゃうよ」
ピカチュウ「二人が進化していればよかったのにネー」
ミニ&ヒト「「なんで!?」」
 そんなとき、草むらから一体の萌えもんが現れた。
「また虫ー? ピカチュウ。十万ボルトー」
ピカチュウ「マスター。今回は虫じゃないみたいだよ」
「え?」
 そこには、草むらに擬態している(らしい)萌えもんが。
 図鑑で確認すると、『ナゾノクサ』という名前らしい。確かに謎っぽい。
ナゾノクサ「あう……」
 ナゾノクサは、仲間になりたそうな目でこちらを見ている……?
ヒトカゲ「どうする? マスター」
「いけっ♪ ますたぁぼーる」
 ナゾノクサゲットだぜ♪
 というわけで、ゲットしちゃいました。
ナゾノクサ「よ、よろしくです……あぅあぅ」
ミニリュウ「早速だけど、ナゾノクサはこの森の出口、ニビへの行き方ってわかる?」
ナゾノクサ「あぅ、わかりますですよ……」
 うーん。ナゾノクサって名前がちょっとねぇ……。
「リーフ。うん、リーフよ!」
ヒトカゲ「なにがー?」
「ナゾノクサは、これからリーフって名前に変更しましょ。そっちの方が呼びやすいし」
リーフ「リーフ、なんだか安い名前な気がするです。あぅあぅ」
ピカチュウ「まんざらでもないようだネー。名前つけられるなんて羨ましいよ」
 じゃあピカチュウも、今度名前を考えとこう。……エレキとか?
ミニリュウ「とにかく、そろそろ行こうよ。いい加減森は疲れるよ」
「そうだね。じゃあ、よろしくねリーフちゃん」
リーフ「了解です。あぅ」
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