女王

 "龍の血の女王"と呼ばれる。琥珀色の瞳を特徴とする。
 代々短命であり、多くは30歳にならずして死去している。男児が産まれることもあるが、生後数ヶ月で死亡する。いずれも、一説にはその身に流れる龍の血の力に耐え切れないためと言われている。
 その血のために強力な魅了の力を持つと言われる。また、一生に一人の男性にしか心惹かれることがないという説も、詩人の間ではまことしやかに囁かれている。

 人物:ディアーナユハリーエ、シャリュアーネなど。


巫女

 霊界に降りる力を持ち、それが龍の持つ力のひとつであることから、"龍の翼の巫女"とも呼ばれる。血をもって代々受け継がれる。
 霊界に落ちた人間の魂を、霊界の魔物と交渉あるいは交戦して取り返し、地上に引き戻すことを仕事とする。魂が魔物に食われる=死、であるので、死んだ者を生き返らせることはできない。
 処女である必要はないが、非処女および月経時の巫女は霊界の魔物に極端にかぎつけられやすく、身を危険にさらすことになるため、主に処女の巫女が役割を請け負い、また"月休み"が設けられている。

 人物:レリィアリューシャ、ネレーネなど。


騎士

 "龍の魂の騎士"、"女王の騎士"とも呼ばれる。
 魂をもって受け継がれ、騎士が死した時に別の者が騎士となるが、表出する身体的特徴などはなく、特定は困難。特定された場合は、立場上女王と結ばれることが多いが、すべての例がそうとも限らない。
 騎士のそもそもの歴史は、"暁の女王"シャリュアーネの夫でありリタの初代城主であるマスティに始まるが、上記のように特定が困難であり、現在では巫女ほどの大きな影響力もないことから、詩人たちの間で恋愛物語の要素としてのみ扱われることが多い。

 人物:ディルティン、グローティスなど。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2015年08月29日 00:12