セスニッヒ教会


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投稿先:『GDW』投稿用BBS(消滅)
更新日:2013/09/30 Mon 23:17:53




名称 セスニッヒ教会
筆頭 (特にいない)
本拠地 アトラス・テクトラクタ
組織的性質 宗教団体

概要


 アトラス・テクトラクタ(AT)で最大勢力をもっている「教会」、つまり宗教団体である。

 セスニッヒ教は、主にオリオン系統人類の中位開発者クラスの種族で広く信仰されている宗教であるが、アトラス麟族オルガノ竜族などにも信者は割と多数いる。高位開発者クラスでも信者がいるが、神族になると流石に信者はいないようだ・・・といっても、否定的にとらえているのではなく、ほとんど信仰を超越した本能っぽくなってしまっているためだが。

 教義自体は至ってシンプルであり、基本的には勧善懲悪を是とし、死後の世界を肯定し、現世での行動によって死後の世界でどうなるかが変わるとするもの(転生現象のまずない開発者種族にとっては、この手の信仰はまだまだ大きな役割を持っているのだ)。
 特別に人格を持った「神様」の存在を肯定する訳ではないのも特徴だ。(セラムやプレアディシスのようないわゆる「神族」がうようよいるような所では、その手の信仰ははやらない)
 聖職者は多数いるが、入信・脱会その他は自由・・・というよりも、入信脱会という概念自体がほとんどない。
 また、ローマ教皇やダライラマのような信仰の頂点にあたる者がいる訳ではなく、聖職者でもある程度上位の人間の会議によって方針は決まる世界であり、「横のつながり」が強い組織である。
 財源は、信者たちからの寄付も少なくないながら、信者たちが構成する企業がきちんとしたビジネスを別に持っていてそれも財源にしている。

 宗教団体ではあるが、ビジネスなども行っており現実社会とのつながりを重んじることから危険性は概して少なく、AT当局もほぼ公認している宗教団体である。カルト化して暴走する者が決していない訳ではないとはいえ、これまでの実績もあることから、暴走してもそれは教団の責任ではないと認知されているのである。

 その教団施設(教会)は、ATでオリオン人類が多数住んでいる地区ならほとんどどこにでもある。
 最初から来る者拒まず去る者追わぬ宗教であるだけに、行き倒れなどを保護することも少なくなく、ATという「異邦」で困り果てたらとりあえずセスニッヒを頼るとよいと言われることも少なくない。
 また、地域住民にとっては相談役として根強い人気を持っており、ATの行政機関よりセスニッヒ教会の方が頼れる、と考える人も多数存在する。
 AT当局の方も、彼等の持つ信望には着目し、何かと地域の窓口役として相談を持ちかけることも少なくないようだ。

 AT空爆の際には、現地に多数の聖職者や信者が赴き、食料援助やノイローゼに陥った人たちを助けるべく活動している。

聖職者


マクシム・コーヴェン リーヴェアシス 温厚篤実・清廉潔白で知られるセスニッヒ教会の聖職者。地域の人々の相談を、信仰の見地からだけでなく、現実社会のアプローチからもアドバイスし、地域では最も慕われている。ユスラビオンの弁護士、ファルシオ・ニコロウンの盟友でもある。
テレジア・ヴォヤージュ アナリアン 聖職者としては破天荒な人間年齢50前後の女性聖職者。AT空爆の際、エリーグル大財閥総帥、トゥーカス・アクティオ邸に直に赴き、住居無料開放による被災者支援を勝ち取り、他にも空爆被災者のために様々な活動を行っている。

デザイン・プロフィール:ATの雑踏を構成する施設、と考えて「とりあえず自分の家の周囲にある施設をAT風にアレンジしてみよう」と考えて、実家近くの教会を見た時に考えたもの。
日本でも寺社が地域社会にいい意味で果たしている役割は数知れないし、西洋の教会も同様であるため、ATにあってもよいだろうと判断して導入した。信仰の内容がシンプルであるのは、考える気力がわかないというのもあるが(コラ)現実社会の宗教が内容を変に充実させようとして逆にカルト化を起こしているような気がするため。
レオ氏が小説で使いたいと申し出てくれるなど早くも出番がありそう(嬉)


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最終更新:2013年09月30日 23:17