シュトゥラミィ・エルザール
名前 |
シュトゥラミィ・エルザール |
種族 |
セラム |
体格 |
身長171cm |
主な能力・地位 |
元アトラス連合軍将官(現在は辞職) |
親族関係 |
夫:エンキ・ウルス 娘:リシュア・ウルス 父:ルシュフェア・エルザール 兄:ユピテイル・エルザールetc |
主要活躍宙域 |
アトラス銀河系 |
スペック |
Gex6.6 |
活躍年代 |
基準時の約1万年前(第3次タイタニア戦争)~基準時の3000年後 |
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プロフィール
アトラス連合でルシュフェアが専横していた時代、才気渙発な女性として知られ、早くに頭角を現していた。
かつては父同様世の中がセラム中心に回っていると考えているようなタイプであり、兄ユピテイルも手を焼いていたようである。
よく言えば面倒見のいい所もあったが、面倒見のいい所と職務として達観すべきところの使い分けがうまく行かず、それが苦難の人生を歩むことにつながった。
その才能は、特に軍事に関して発揮されており、
第三次タイタニア戦争では歴戦の勇者を抑えて彼女が艦隊の総督に任命される(とんでもない高速出世である)という異例の大抜擢を遂げる。
実際、
抜擢すること自体にはさほどの反発もない位の才能は彼女にはあった。
しかし、理論優先で大局的な視点に立ち過ぎた
彼女の采配に現場からは不協和音が続出。その上、予想外に力をつけていた
タイランタ連邦の前に、シュトゥラミィの指揮は裏目裏目に出る結果となった。
「第三次タイタニア戦争でタイランタがアトラス連合に一時優位を築いたのも彼女と軍の現場の不協和音が一つの原因だった」
「彼女の抜擢が大失敗だったことでアトラスでも現場色の強い人物が高位軍人に抜擢される傾向が強まった」
などと、軍人として残っている彼女の評価は悪評ばかりである。
客観的に見れば決して無能ではなく、他の将軍であれば勝てたか、と言えばそれも微妙だったことは否定できない。
悪評は敗戦の不満や高速出世の妬みによる部分も少なくないと言える。
とはいえ、このような事態になってまで司令官に留任させるほど甘くはなく、連合は司令官を解任。
それだけでなく、
ルシュフェアは個人的にも羽根を作ることを娘に禁じると言うとんでもない命令(セラムにとっては街中を裸で歩けと言うも同然)を言い渡した。
ルシュフェアにしてみれば自分とあまりそりが合わないユピテイルよりも自分と思想の近い娘を後継者候補として残しつつ、示しをつける予定だった。
それで何とか羽根を消して普通に活動する能力を身につけた彼女だが、プライドが高い性格である上セラム官僚の多いアトラス上層部には居づらくなり、遂に公職を辞して下野、行方をくらました。
下野している際に何をしていたか、詳細は兄ユピテイルにすらも明かしていない(リーヴァス宙域中を放浪していたようだ)のだが、再びその存在が明らかになった時、何と彼女は
遊星ネヴィルに潜伏していた(半ば自暴自棄になって殺されに行こうとしたとも言われる)。見事な薄いクリーム色の2対の羽は目立つのだが、彼女は下野しても羽を作ることがほとんどなかった。
そこで、
ネヴィリアンの高名な貴族家系である
ウルス一族や
ヒルミヨ一族との交流もしている。
特にネヴィリアンの
エンキ・ウルスとは深い仲になっていたようで、シュトゥラミィとエンキの間には虹の翼を隠し持つ子、リシュア(リシュエル)・ウルスも生まれている。
やがて、ユグド・カーリス大使の縁で彼女の存在は秘密裏にユピテイル大使に知らされ、最終的にこっそりとユピテイルが引き取った。
その後は羽根の消し方を始め、サナディール大使に様々なことを仕込んでいる。
デザイン・プロフィール:イメージモチーフはシュメールの金星の女神イシュタルである。
ルシュフェアが明けの明星=金星の神であるルシファーをモチーフにしていること、更にネヴィリアンがシュメールの創造主アヌンナキをモチーフにしていることから、両者をつなげる役割として抜擢したもの。
エンキ・ウルスと深い仲になった設定は後付。ネヴィリアンとセラムの混血がいてもよいという話になった際、ネヴィルに潜伏していたという設定だったシュトゥラミィを推薦したことに始まる。
最終更新:2013年10月13日 20:51