ラクティム・ピュレー
プロフィール
体がピンク色がかったグラコママルの女性。
典型的な僧侶系の能力を持っており、癒しの力に特に優れている。
グラコママルには陸上を歩く足がなく、空を飛ぶ訓練もしているので、陸上では常にふよふよと浮いている。高速移動でフライヤーを用いる例も多い。
リーヴァス連合当局の捜査官であり、当時の
ディガスの大使、
スティンゲル・パローヌとも上司のスルウェレッカを通じた友人であった。(立場的にはヤヌス・パドルと
ライカ・アルゴの関係に近い)
足のないグラコママルの体格では不向きと常々言われつつも、レイピアのような剣を空戦で扱うことが可能で戦闘能力は低くない。とはいえ、名うての強豪の中では見劣りすることは否めず、自身の痛覚を遮断しつつ癒しの力を自身に最大でふるって闘うという傍から見ると自虐的な戦法をも用いる。
勝ち気だが理想主義で、かつそのために無理をすることをいとわなすぎる所がある。
しかしリーヴェンス危機当時、
アナクゾーディを中心とした
ゾアクロイドのために上司のスルウェレッカを始め、周囲の多くを失い、「ゾアクロイドまでも守ってきた」自分の職務に疑問を感じ、元々持っていた高い才能はついに爆発的な破壊能力(Gex6の破壊力は個人レベルで見れば悪夢と呼ぶに相応しい)に変貌。
高い能力でもって見境なく暴れ狂う獣同然の存在になり果て、
エリス・アフラプが命と引き換えの自爆攻撃でラクティムを葬ったのであった。
しかし、彼女の死はゾアクロイドによる犯行と片付けられるのみで、その死の真相を知る者はほとんどいない。
以上が、表社会での彼女の僅かな記録である。
ところが、
実際の彼女は生存していた。
ゾアクロイドの楽園たる超宙域を作ることを目的としたゾアクロイド組織、
カグラバールの工作員が、彼女をギリギリのところで救出し、
グリゴリアンとして変異させることで生き残らせていたのだ。
ラクティムが
この境遇を受け入れるには何十年もの時間がかかった。
しかし、ようやく受け入れるに至ったあとはいい意味での元の性格をすっかり取り戻し、カグラバールになくてはならない幹部としての地位を確立していった。
グリゴリアンとなったことで翼が生えるため、移動の不便も相当程度解消されたようである。
クロイティス銀河大戦においても、彼女はカグラバールの幹部として活躍。
エリスの転生体である
サガッコ・クヴィノとも再会している。
カグラバールとともに
イェークルの計画を成功させて閉鎖超宙域に渡り、それ以降彼女の行方は知れない。
デザイン・プロフィール:ネタ元は、
「魔法少女まどかマギカ」に登場する美樹さやかである。
2011年のうちには設定を作成していたが、その時は暴走して死亡したところで終わっていた。実は生存していてカグラバールに入ったという設定
は「魔法少女まどかマギカ叛逆の物語」で円環の理の使徒となっていたため、カグラバールの大ボスが「円環の理」イェークルであることを思い出して2014年9月に追加した。
作中では人魚の魔女に変異していたことから、その時点では個体未作成であった、人魚的な体格を持つグラコママルを指名している。
最終更新:2015年12月29日 01:39