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更新日 : 2016/11/19 Sat 22:34:21


銀河社会における有力なキャラとは




列強トップとはどんな存在か


銀河列強(銀河連合はもちろん、惑星連合クラスでも)において、惑星や銀河連合などのトップに立つ政治家とはどんな人物であろうか。


まず、日本の内閣総理大臣にしても、アメリカ大統領にしても、なぜ国家組織のトップを決めておく必要があるのか、という点を考える必要がある。

特定個人を組織のトップとして決めておくのは、 どうしても意見が分かれてしまい、その時に何も決められないままに終わってしまう、という事態を避けるため である。
独裁制は常々危険であると言われているが、独裁制度を取る国家が今なお決して少なくないのは、そんな風にきちんとトップを定めておく必要性があるからである。
つまり、「意見が分かれてしまって何も決まらない」というリスクがないのであれば、あえてトップを決めておく必要というものは存在しない。
現に、日本において閣議は全会一致で決められている。もちろん全会一致を乱す大臣の首を飛ばすことができるため最後は総理大臣が決めている面はあるが、閣議が紛糾して意見が分かれ困った、ということはそんなにないであろう。

実は、国家のトップをやっていくにあたっては、 個人の持つ実力は、「決して不要ではない」程度の意味しか持っていない。

小さな勢力などであれば、勢力の運営はトップの個人的超人的力量やカリスマ性に依存する場合がある。
そのため、トップは恐るべき実力者やカリスマである必要がある事も少なくないし、トップのとった政策が一国を揺るがしてしまった、という例も少なくない。
歴史的に、後継者争いがしばしば起こっているのはそのせいだともいえる。
だが、現実の大規模国家には官僚たちに優れた存在が山ほどいる。
むしろ、 せっかく有能な官僚が揃っているにもかかわらず、下手に有能&やる気があり過ぎて専門外に口出しをしてしまい、全てを台無しにするトップの方が始末が悪い。
それならば 無能トップが官僚の言いなりになっていた方がまだよい。

日本のように一応運営できている国でもそうだが、運営状態が怪しい国として世界の独裁者ランキングに載ってしまっている国と、国家として破綻し国の体をなしていない国は実は必ずしも一致していない。
きちんとした官僚組織があって機能し、独裁者が官僚組織を信頼・尊重しているため、政治の運営について当面の問題はない国は決して少なくない。
独裁故に国が破綻すると言うより、元々破綻寸前な国を何とかしようとして独裁をはじめ、結果として独りよがりや弾圧のような独裁の悪点が噴出してしまう事もある。


この延長線上で考えてみると、 GDWにおいても銀河列強で全てを一人が決定するようなシステムも合理的ではないことに気付く。
銀河社会を一人で担うような人物は完全なチートだからだ。
例えば テクトラクタの政治を官僚など一切使わずすべて一人でやっている政治家、などというものが考案されたならば、おそらくチート設定として批判の対象になる。
(白銀感覚では、テクトラクタレベルでもマクスシュゼナスをデコピン1発で倒す戦士を考案するのと同じくらいのチート設定だと考えている)

例え組織のトップと呼ぶべき存在がいるとしても、彼らを支えている官僚や大臣が多数いて、トップの決裁に上がるまでには彼らによる議論が尽くされ、トップはせいぜいそれらに承認を出すだけである。
しかも、トップまで回されることすらなく部下の決裁でトップにあげられることすらなく事足りているケースが大半であろうと思われるのだ。
それは、決してトップが無能であるが故のことではなく、 銀河列強が受け持つ職務の多さは想像を絶するものであり、監視者の知性と寿命でも対応しきれないことであると考えられる。

そのようなあり方が銀河連合の意思決定の主要な過程であり、トップが決することはほとんどないことに気付くであろう。
そうすると、 銀河列強であればトップは「欠けたから即座に崩壊するほど重要なものとも言えない」と考えられる。


もちろん、だからと言って、GDWにおいて、別にトップを無能キャラにする必要はない。能力があること自体は、決して悪いことではない。
だが、下手に有能で全てを台無しにするトップでは逆に困る。
そうすると、現実世界の延長で考える限り、 トップをチートに有能にする必要はなく、トップの個人的な資質よりも官僚組織自体の有能さと信頼関係こそが重要になってくるのである。
むろん、それでもトップに祭り上げられるのだから、それなりに有能なキャラだ、という考察自体は可能である。
それに、銀河社会で人類と違う考え方が採用されていて何が問題なのか、こういう考え方もあり得るではないか?という考証がなされ、新たな考え方が考案されるならば、むしろそれは歓迎すらされる であろう。
だが、トップの有能さだけではどうにもならないことを理解した上で、銀河社会のトップというのは考えていく必要があることを忘れてはならないのである。


立憲主義の考え方


参考までに、日本国憲法が採用している立憲主義の考え方を紹介する。
立憲主義では、「権力は腐敗するものであるから、特定の人物に権力を集中させず、法律によってその権限を制限するだけでなく、権力を分立させて相互に監視させることが国民の権利を守るために重要」と説かれる。
日本をはじめとする諸国で採用されている三権分立も、この考え方に由来している。(天皇は三権分立の埒外だが、代わりに天皇は政治的権限がない。)
三権分立自体は、権力が暴走することがあり得ることを前提にしているのだから、人類より発展した銀河社会でこの考え方にこだわる必要はない。

せいぜい、銀河社会でもあり得ると考える程度である。
独裁制は確かに問題が起こりやすいが、緊急時の意思決定の迅速さ等のメリットもあり、一概に否定すべきものとは言えない。
要は、独裁であっても部下の官僚がしっかりしていて、トップにその官僚の言うことに耳を傾ける度量があるならば、それなりに運営はできる、という考え方を忘れてはいけないのである。


軍事組織におけるトップ


軍事組織におけるトップは最強キャラ・・・よくある話である。フリーザ軍におけるフリーザ、バーン魔王軍におけるバーンなどがその例だ。
ぶっちゃけGDWにおいても結構いる。
中には軍事組織でない組織なのにトップが最強キャラという例すらある。(軍事組織が政治組織を兼ねている例は微妙な所だが)

軍事組織のトップではない政治家となると、 チートな戦闘能力は完全に無用の長物である。
あって困る訳ではないだろうが、かと言って必要でもない。

ならば軍事組織でならば必要か、というと、これもチートな強さ、というのは必要条件ではない。
一つの評価すべき能力ではある程度である。
特に、セイヴァネスロードのように国家規模の軍事組織になると、ますます必要性は薄れてしまう。(小型組織ならば、特定のカリスマに吸い寄せられることはあり得ると思われる)

トップが最強戦士であるというのは、実はちょっと困るのである。
最強戦士は当然前線に投入する事で真価を発揮するわけだが、その場合必然的に司令塔としての役割を果たすことが難しくなってしまう。
むしろ、最強戦士をトップにしてしまったがために、トップとしての任務を優先せざるを得ず前線に投入しづらくなり、せっかくのチート戦士が遊んでしまう、という事態が起こりえるのだ。
それに、銀河列強やセイヴァネスロードなどの戦力は、例えマクスやシュゼナスが出てこようと1人だけならば艦隊で撃退できると考えられる(銀河列強艦艇の出力や命中精度を舐めてはいけない)。


その意味では、ローグリエルやスペリオーグなどのトップがいわゆるチート神であるのは「妙」である。
言ってはなんだが、 白銀にもフリーザ軍のような「トップ=最強」の図式が染み込んでいた名残である。

ローグリエルを考案した時にはここまで考えていなかったが、トップの実力者を中心に軍が動くことは、「平和な銀河社会」を前提にするとそれなりの意味があるだろう。
トップの実力者は補正もあって神族の中でも長寿である (スペリオーグのトップであるシュゼナス・ヴァリエントは20万歳を超えている)。
セイヴァネスロードも、ガチで出撃しなければいけない事態は実際にはそう多くなく、普段は軍事演習や情報収集・拠点防衛などに力を入れていると思われる。
まして、Gex20を超えるような司令官がガチで前線に出る必要がある事態はそうそう想定できない。 想定できるとすれば、それは「トップの死亡すら大事件とは言えない」ほどの超緊急事態 と言える。
そうすると、経験値や交代の必要性がなくなること、戦士としての経験なども踏まえ、そういったキャラがトップに立つことには相応の理由ができてくる。

要は、 チートな戦闘能力故にトップに立っているのではなく、戦士としての経験や長寿ゆえの視野の広さなどが買われている、ということにすぎない と捉えることはできる。
実際、セイヴァネスロードともなれば魔神の壁を超えるような実力者を2桁程度抱えることもあるであろう。
彼らを戦力として運用していくには、彼らの実力や思考方法などを熟知し使いこなせるだけの力量がある者が望ましいともいえる。
結果として、その辺を体感しているチート戦士が軍事組織のトップになると言うことはあり得るとも言える。
しかし、それはあり得ると言った程度の話にすぎない。
多数の部下の支えあってセイヴァネスロードが成り立つのは、トップにどんな能力があろうが同じだからである。
一人で何でもできるなら、最初からセイヴァネスロードに所属させる必要すらないではないか?


列強がチート戦士を上回るのが基本である銀河社会で存在感を保つ軍事組織のトップにとって、必要なのはチート戦力ではない。
周囲を自身の味方とし、適材適所な運営ができる、内側にも外にも向かった人脈力が重要である。
チート戦士を連れてきたところで人脈で連れてこられた艦隊の前には簡単にあぼーんされてしまう のだ。
種族的な特性により、チートな実力者でないとトップとして評価されづらい、という可能性はあり得るとしても、その程度である。


腕っ節がすべてを支配するヒャッハーモヒカンな世界観を想定しない限り、チートな戦闘実力者というだけでは大規模軍事組織のトップにはなれない。
仮になれたとしても、部下の支えにイエスマンになるだけのお飾りである。お飾りにするためだけのチート戦士って作りたいか?
GDWはヒャッハーな世界観ではなく、 セイヴァネスロードでさえ緊急時の抑止力にすぎない 世界観である。

ドラゴンボールならば、セルやフリーザに軍隊が総攻撃をかけてもどうしようもない力の差があるので、孫悟空やベジータに出番がある。
ONE PIECEならば、有力海賊団連合が世界政府トップ戦力と頂上戦争で張り合うほどの力を持っている。海賊団レベルで小型なら、最強=トップの図式でもそんなには困らないであろう。

だが、GDW世界観の力関係はそうではない。
個別惑星レベルならともかく、銀河列強相手に張り合う力を持っているのはヴァーツしかおらず、そのヴァーツですらセイヴァネスロードが本気を出したならば正面からでは勝てないため、その活動はテロ的になる。
ドラゴンボールやONE PIECEの考え方をそのままGDWに持ち込むのは危険であり、そこをGDW風にどうアレンジするかがモチーフ作成において重要なことなのである。



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