06 スターゲイザー



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|circle=凋叶棕
|vocal=めらみぽっぷ
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=恋色マスタースパーク
この空の広さの下で。
ときどき、無性に消えたくなる時が、あるんだ。

無限拡散(はてしなさ)」は「到達可能性(ゆめ)」を反古にして、
ずぅっと高いところから私を…見下す。

遠い憧れのその輝きは、
遠いからこそよかったのかも知れない。

近づけばより近づくほどに、
その遠さ 肌で、より感じるばかりで。

泣く様なことじゃないといいたいけど。
この気持ちを癒す術を知らない―。


たとえば、

「星になれたら―。」

それか、

「恋が出来たら―。」

そんなかつての夢に憧れる傍らで。

これは、子供騙しの、夢だ、と断ずるような。
そんな思いを無視できないのが。

そう…私は、今、、、悔しいんだ。



この道の長さを思う時。
ときどき、無性に帰りたくなる気が、するんだ。

もし、自分を新たに描くなら、
籠の中の鳥もいいのかも知れない。

きっと、全ての始まりになったのは、
あなたという存在のせいだと思うが。

その全てに抗おうとして、
わたしはどこまで戦えたのだろうか。

泣く様なことじゃないといいたいけど。
この気持ちを紛らす術を知らない―。


結局、見返せぬまま、わたしを置き去りにして。

こんな「かつての夢」の終焉は突然に。

「何を求めていたんだ…?」
「どうやって勝とうとしたんだ…?」
そんな思いに囲まれて。

虚しくて、ただただ悔しくて、わけがわからなくなって、
わたしはどうしたらいいんだって、叫んでも、誰も。


…星が。高い。

…星が。遠い。


あの全ての中のひとつに、あなたもいるのだろうか。
ならばと、睨みつけるのは、「スターゲイザー(ほしをみるひと)」たるわたし。

どれほど、俯いたとしても。
捨てられないんだ―!

ずっと遠い道でも
ずっと高い道でも

足を止めることだけは、けしてできない。

そう、諦めたなら、背を向けた全てに、
いつか、胸をはることもできなくなるから。

終わりになどけして手を伸ばすものか。
私にできる全てをやり尽くすまで。

普通の魔法使い(わたし)」らしくあるために。
星を見つめて、飛んで行こう、どこまでも。
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最終更新:2018年12月30日 23:35
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