Ⅷ. 心強きもの



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|original=時代親父とハイカラ少女
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|prev=Ⅵ. from the corpse to the journey
|next=Ⅺ. げんきになったときのうた
その身の丈山のごとく
雲さえ貫くほどの大男として聞こえた

それは心の弱きものには
けして見つめることさえも適わない化妖(あやかし)

恐るべき時代親父!

その噂の確かならばと
幾度も現れては一人また一人と違え

そんな姿にさえ怯えるもの
幾ら居たとて強きものとは呼べることなく


居るならば強き者―心に雲ひとつ(かげ)らぬもの
   ―それか剛胆豪放剛にして怯えぬもの

されど―未だ影も見ず


幾度も軟弱者を屠っても
時代親父は満たされず

いつしか思い描く姿
強者やはいつ来る

意味なき殺生を重ねては
失意に暮れる日々

我真に強き者を
求めては風任せ

その行方は明日往く雲の先



そしてまた暮れ往く空の下
空ろに影を揺らして佇む入道(あやかし)のあれば

ここに足を鳴らしてその影を
我が道より除けとばかりに踏むものが来る

見るにハイカラな少女!

その噂に名高ければ
その姿を一目見ては逃げ帰らぬもののなく

しかるにその幼さの残る顔に
不敵な笑みさえ湛え歩み留めることなし


その瞳凛として―何にも屈さぬ不撓(ふとう)不屈さ
   ―己が強さを疑わず生きるその目の(いろ)

まるで―恐れを知らぬ者


それはけして偽りでなく
斯様(かよう)な強きもののあること
それを遠く探していたと
その姿凛として


“見越したり!”

“その正体見破ったらば何も恐れることはなし!”

“されば消えよ見越し入道、その悪事これまでよ!”


笑顔さえ見せながらも
毅然(きぜん)と告げるその声に

時代親父も笑顔さえ
浮かべていたことか

強きもの
心の強きもの
恐れを知らぬもの

そしてそれに付き従うが時代親父の本懐(ねがい)

守り守られ手を取り合う影二つ
雲居に咲く一輪の花
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最終更新:2021年08月13日 22:30
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