さあ はじめましょう
何もかもを疑い
でもひとつだけ
たしかなことがあるなら
あなたが従うべきルールはひとつだけ
ね あなたは何が出来るの
わたしの相手をしてくれるの
ね どこまで耐えてくれるの
わたしの遊び道具として
ねぇ?
ね していいかいけないかも
わたしは全部決まっているの
ね あなたも従うべきなの
ここでは決まりが全てだから
ねぇ?
縛らねばならない
守らねばならないの
“だから”壊すことが 何よりも楽しくて
ねえ、綺麗でしょう
破壊されていくルールが
散り散りに乱れゆくこの光景は
さあ、見ていてね
決まりを破るいけない子
遊び相手の前で何をしてしまうのか
ねぇ!
変に優しくしないで!
そんなに厳しくもしないで!
私の弾幕を避けないで!!
ただ ただ あそんでくれれば
それでいいってね……わかるでしょう……?
これは ダメ 禁じられているの
これも ダメ ルールを破るから
けど「遊び」なら もしかして
許されるんじゃないかしら、ねぇ?
ね 私のこの右手に
ちょっと力を入れるだけで
ね あなたは跡形も無く
壊れていってしまうのだけど
ねぇ?
ね でも安心してほしいの
わたしはとても良い子だから
ね でも泣かないでほしいの
わたしはとても悪い子だから
ねぇ?
触れて揺れる
揺籠の中で独り
“けれど”私だけが いつまでも変わらずに
ねえ、素敵でしょう
掲げるこの手の中には
二つの『命』が握られているの
もっと暴れたら
いつか叱られてしまうかも
けれど遊びの限りコンティニューなどない
ねぇ!
私を単体にしないで!
そこから出てしまわないで!
今に引き戻させないで!!
私の式を崩さないで!!!
ああ!
終わらせてしまわないで!
最後まで傍にいないで!
私の弾幕を避けないで!!
ただ ただ あそんでくれれば
それでいいってね わかってよね!!