11 特別演目「心綺楼」

【登録タグ:し めらみぽっぷ 亡失のエモーション 伝 凋叶棕 曲】

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生きとし生けるものたちよ
その長き命を以って如何にあるのか
悩めど悩めど答えは得られず
ならば咲かせよ刹那に飾る花

数多の感情(おもい)よ　花となれ――。

そこな妖怪
博麗の巫女の御前なら
御人気頂戴
ついでにお賽銭も頂戴

放つ火力は
弛まぬ日々の結晶だから
神秘を越えては
なってしまおう希望へと

親父の曰く
この戦いの義にあってなお
貴様は既に
スケールの差で負けていよう

救おう現世
最強僧侶の名にかけて
力を揮うは
物理的に南無三宝

かき乱される信仰の在り方に
その影　密か　手を伸ばす前に
こころにまかせ　伝えよ！

この刹那うつろい行く
幾重幾多その感情(おもい)

それら平らかならずなら
やって魅せよう　一勝負！

さあ人気爆発！
大技激突！

遍く歓声(こえ)よ――舞台の花となれ。

我は駒なり
この心に曇りなどはなく
そこな御仁は――
敵か？！　それならば火を放て

我から出でよ
遍く希望のある所は
新たな面
これぞ希望の形なり

祭りとあらば
緩む財布の紐を狙え
遊びじゃねえんだ
地獄の沙汰さえもなんとやら

月が出た出た
佐渡の二ッ岩のお通りじゃ
人里歩けど
その正体は知れぬまま

次から次へ移ろう信仰に
乱され　奪われるその前に
こころのままに　伝えよ！

光の見えぬ暗がりに
明日なき命送るなら

ただ笑って眺めよう
生きていれば　ええじゃないか！

さあ人気爆発！
弾幕炸裂！

飛び交う怒号(こえ)よ――舞台の花となれ。

命は心の在る処
数多営み
人から人へ　物から物へ
斯く斯くの物語

明日は行方知らず
蜃気楼の中
それでも尚も　心のまま
明日へと伝え行け

その始まりより至るまで
全ての感情(おもい)を見渡せど
悩み　乱れて　心地　虚ろ
未だ満ちねば
希望をこの手に！

宴も酣(たけなわ)か
悪しき能も見納めよう
三位一体　調き伏せて
恨む勿(なか)れよ　面霊気！

しかしてこちらも負けられぬ
全ての希望がために
舞ってみせよう今一度
さあ“この名(こころ)”の命ずるまま！

人気爆発！
符(スペル)乱れ飛ぶ！

希望の希求(こえ)よ――舞台の花となれ。

――花となれ。

__花となれ__