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貴女の足跡越えて 緩く歪むまぼろし
夜と昼の 間 淡い現 見てた
甘い夢と 浅い現 遍く地を 歩く果てに
貴女のため 私のため 夢のために 現捨てる
いつからか思い出せず いつの日か思い描く 夢の中で
朝露にけぶる森を 明空に白ずむ山の端の色を
貴女の目映い声で 幽かに響いてゆく
昼と夜の 間 淡い夢を 見てた
黒い夢と 暗い現 天霧る地を 仰ぐ果てに
貴女なくし 私なくし 夢をなくし 現望む
いつまでも思い消えず 懐かしきまほろばの明日へ
いつか いつか
昨日覚めた夢と 明日冷める現
あわい いま
貴女の見ていた今際 遠く届くまほろば
夢と現 間 淡い 幻想
貴女の見つめる今は ほのかに色づいてく
夢と現 間 淡い幻想を 生きる
夢をなくし 現なくし それでもまだ 幻想を見てる
夜が果てて 昼が朽ちて 色が溶けて モノクローム
あさいあさい うつつのよる 誰かのため に幻想がある
あなたの幻想 わたしの幻想 あわいあわい ゆめのよあけ
最終更新:2023年06月01日 20:01