参謀論文・第二回

題材:EV94 ノワールの戦い


提出f
f1:事前に黒と邂逅しており、また事前に白兵以外の攻撃が効かない敵がいると判明している
=黒の性格を踏まえた上での効率的な白兵戦訓練をしている

f2:白兵戦訓練をしている=側面:I=Dのプログラムを白兵戦に適した物に変更している


ノワールの戦いは、先日行われたFVB逆侵攻のように、真正面からの陸戦というNW各国が苦手とする戦いであった。しかも、竜血兵団、軽騎兵は白兵以外効かない、という非常識な戦力である。第一陣の序盤に竜血兵団が前進してきており、一部を撃破するもこの兵団によって司令部が蹂躙され、第一陣は壊滅してしまう。
この戦いは、初めから黒の有利な戦いであった。戦闘開始時から黒は既に布陣しており、効果的な攻撃を行うことが出来たし、そもそも前述した白兵戦闘のみ、という時点でNWにとって圧倒的に不利となっていた。言い換えれば黒の為の戦場だった、ともいえるだろう。そうなると、いかに黒の戦場に適応するか、が重要になってくる。つまり、得意とはいえない白兵戦能力をいかに上げるか、が重要になる。そこでここで提案するのが前述のfだ。幸いにしてテンダイスにおける記事で敵の戦力が記されており、またEV90にて黒と出会い、会話をした部隊が存在する。そこから前述のfを提出する根拠が生まれる。
さて、ではこれらfを出した場合、どうなったであろうか。アイドレス2が始まったからの掲示板ゲーム(非リアルタイム戦闘)での準備ARを使った訓練では訓練を5回行うことで+5の修正を得ることが出来ることからわかるように、訓練の価値はかなり大きいものとなっている。このことから考えると、底が1.5から1.2に変っているが、白兵に修正+2程度は得ることが出来るだろう。そうであればすくなくとも1部隊に対する攻撃がダイスロールに持ち込め、また別の一部隊に対する攻撃が中間判定になっていた。もし他のfと組み合わせることが出来たならば更に効果は上がっていただろう。また、これらのfを踏まえて攻撃に失敗しているアダマンタイトによる攻撃をfをとおして土煙を上げる、地面を崩すなどの白兵支援にあてればさらに効果は高まるだろう。
これらの効果をかんがみれば第一陣での撃破数・防御成功数の増加、つまり準備時間に余裕があった第二陣の負担軽減につながり、勝ち戦とは行かないまでも互角には持ち込めたと思われる。
今回提案したf1は細かい状況に対応するものではなく、全体の作戦もしくは提出する全てのfの中核となるものである。そのため、短いもの、つまり具体化しすぎないことを考慮している。一方でf2はI=D、つまりは機械の特徴を考慮した具体化を加えたものとなっている。
これらのfの違いは、以下のように
1:全体が白兵戦に適応するf
2:歩兵やI=Dなどに分けた上での白兵戦適応f
3:各部隊の特徴に合わせたf
4:戦況にあわせたf
という優先順位を付けられるだろう。このうち、1~3までは事前に考えることが出来るため、ノワールの戦いのような事前情報があるゲームにおいては大きな効果を上げることが出来る。一方で4はリアルタイム戦闘の中でfを考えることは難しい為、それ専用の期間を設けるなどをしないと十分な効果を上げることは難しいだろう。そのため、このような優先順位をつけた。さて、この優先順位を一般化すれば、以下のようになる。
1:事前情報にあわせた作戦f
2:機種や歩兵などの戦闘種別単位での事前f
3:部隊単位での行動f
4:戦況にあわせたf

今後の参謀業務は、これらのfを考案、提出すること、およびそれらのfを考慮したうえでの作戦を立てることが含まれてくるだろう。作戦の提出がなくなった以上、その代替となるのはfである。つまり、作戦代わりとしてfを運用できれば作戦と同等、若しくはそれ以上の効果を上げることができるだろう。また、前述した1~3のfを提出するには敵戦力情報の分析が不可欠であり、そのためには情報収集が必要になってくる。EV127において生活ゲームを通してFVBが事案解決を図ったように、生活ゲームや函を利用しての情報収集が可能である。今までは情報収集は星見司によって行われていたが、実際に作戦(f)をたてる参謀による情報収集は星見司の情報収集とは違った側面から行うことが出来るために、多角的な情報収集という面では望ましいだろう。
つまり、参謀の主業務としては情報収集および分析が不可欠である、ということだ。
また、それ以外にも、戦訓の分析とそれに基づいた各国方針、派生の取得の調整なども参謀の業務となるとも考えられる。たとえば、現在では対緑(低物理域)と対白(高物理域)、対ペルセウス(宇宙)と三つの敵が目前に存在する。これらは必要とされる戦力の種類が異なり、緑であれば犬や猫派生、魔法使い派生、といったものが必要になるし、火星であればRBを中心とした水中戦力、宇宙であれば当然宇宙艦が必要になってくる。これらに同時に対応するためにも、各国の取得アイドレスの調整というのは不可欠なことだろう。これらも作戦を考えた上で、限られた戦力をどこにどれだけを投入するか、ということを把握した参謀が中心となって行うのがふさわしいと考えられる。
このような派生取得の調整が不可能であっても、そうなった場合の戦う順序の調整とそれの実行(和平や時間稼ぎ)も参謀の仕事となってくるであろう。
つまるところ、シーズン1まで必要とされた人材、つまり交渉や調整に長けた人物はこれからも必要とされ続け、また同時に生活ゲームになれた人材や戦術経験・知識を持った人間が必要とされてくるだろう。



音在誠自記す