ウナギ(鰻,うなぎ)は、蒲焼やうな丼などの調理方法が考案され、古くから日本の食文化に深い関わりを持つ魚である。
しかし川と海を行き来し、ある程度地上をはって移動するなど、生態について不明な点が意外と多い。
また、研究者の間でも産卵場所が最近まで分からなかった(2006年にスルガ海山だと判った)という、鰻に関してはまだ謎である部分が多い
成魚は全長で1m、最大で1.3mほどになる。
蛇に似た体型をしており、体の断面は円形である。目は丸く口は大きい体表はぬるぬるしているが、鱗がある。
エラのほかに、皮膚呼吸もできるため体の周囲が濡れてさえいれば陸上でも生きていける。
泳ぎはさほど上手くなく、泳ぐ速度は遅い。他の魚と異なり、ヘビのように体を横にくねらせて波打たせることで推進力を得る。このような遊泳方法はウナギ型と呼ばれ、ウツボやハモ、アナゴなどウナギと似た体型の魚に見られる。
体温調節が得意で、海水でも淡水でも生きる事ができる。