前人未踏の急斜面に林道を造ったり、 橋を架けたりする仕事をしている人と暮らしています。 断崖絶壁であろうと、深い谷間の底であろうと、 必ず人がそこまで行きます。 機材を担いでそうした現場に行って測量する仕事です。 工事の方法も、現地の状況によって 足場の組み方とか工事の仕方とかいろいろあるそうですが、 一番メジャーなのは、斜面を重機で切り崩して足場を組み合わせながら 作業範囲を広げていく工法だそうです。 私はどちらかというと工事の話より 人気のない現場でヒグマと遭遇して危機一髪だった話や、 行方不明になっていた山菜採りのおばちゃんを 発見した話の方がおもしろかったんだけど 重機の使い方や道路の作り方の話の方が需要があるのかな?
いやヒグマやおばちゃんとの遭遇話も面白いのでは。 あと現地に泊り込みなのか、困る事は何か、 最初に入り込む人なんて何を頼りにして行くのか?等知りたいです。 >>850>>851 ありがとう。やっぱりご家族の手前、今は着衣生活なんですね。
むむ…… ホテル話で盛り上がっているところに ヒグマの話を投下してもよいものか?
>>868さん はじめに行く人が頼りにするのは機械です。 今の測量の器械はものすごく精密らしいです。 工事の設計図を作る人が機械で位置を確かめながら、 図面を作り現地に目印をつけてきます。 工事する人はそれを元により正確に測量しながら仕事を進めます。 デッサンをして下書きをして主線を決めて…… という、絵の描き方に似ていると思います。
前スレですごい貴重な話が出ていて、
あまりにも神々しくて、下品な話で流れぶち切るのが畏れ多く、 控えさせていただいたヒグマの話を投下してよろしいか? ブツブツは読んでいるだけでも耐えられん……
今回は、ヒグマ話を一つ書き込んでみようと思います。 文章が下手なのは勘弁してください。 もう結構昔の話になりますが、 離農した田んぼを借りてそこを拠点にし、 河川の修復工事をおこうなうという仕事をしたことがありました。 川があって、田んぼがあって、そこから広い道路に出るために、 重機やダンプを通したり、 倉庫や仮事務所を設置するために結構な面積が必要なのです。 彼(同居人)は使用許可を取った土地の下見と、とりあえずの足場 (この場合は、人間が歩くためのスペースです)を 確保するために、アルバイトのおばちゃん (当時60歳くらい、測量の細かい手伝いをしていた)と二人で、 アシだのすすきだのといった背の高い草をかき分けて川まで行って ある程度仕事の目星をつけて引き返す途中、 川の畔を歩いて冷えたのか、おばちゃんが急速に便意を催してしまいました。 彼はもちろんあわてましたが、 仮設トイレさえない状態でしかも人気のない山の中。 度胸を決めたおばちゃんは、 「絶対こっちに来るな、ニオイのしないところまで離れていろ」 といいはなって アシだかススキだかの背の高い草原の中にしゃがみ込みました。 参ったなーとは思ったものの、どうせ近くに公衆トイレもないし、 二人を待っている若い人たちのいる道路からは見えなさそうだったので、 次の日からの段取りなど考えながらぼーっと立って待っていたところ、 なにやらがさごそと音がしてきたそうです。
後で何回も遭遇することになって初めてわかったのですが、 そこは道路の向かい側の山を縄張りにしているヒグマの 水飲み場への通勤ルートだったのです。 ヒグマはいつも通りに川からあがってきたのに、 いつもと変わった気配があったので、とまどったのでしょうか。 おばちゃんの結構後ろに立ってこちら側をうかがっている様子です。 道路で二人を待っていた若い人たちが気づいて騒ぎ始めました。 「かあさん!熊だッ!!!」 おばちゃんは、あわててズボンを引っ張り上げて走ってきました。 おしりを拭く暇すらなかったので中腰です。 その間援護射撃代わりに若い人たちが 大きな声を出したり爆竹を鳴らしたりして、 熊はびっくりして来た方向へ戻っていきました。 ちなみに同居人は、動くの禁止距離に入っていたため、 脂汗を流しながら息を潜めていたそうです。 熊がいなくなって、ズボンをきちんとはき終えたおばちゃんが、 道路にあがるのを待って彼もあがってきましたが、 おばちゃんの顔が見られなかったそうです。 しかもそのときにとてもあわてていたおばちゃんは、 細かいものを測ったりするのに便利な 折りたたみ式の定規を落としてきてしまいました。 ウ○チの上に刺さったわけでもないと思うのに、 おばちゃんはしばらくの間『ノグソの墓』 と呼ばれ続けて、人ごとながら気の毒でした。 (私は、熊はみんなの声に驚いたのではなく、 おばちゃんがいつも軽4に乗せると窓を開けずにはいられないというほど 強烈なニオイのする湿布を貼っていたせいではないかと思う) おもしろくかけなくてすみません。
いやいや、面白かった。 ノグソの墓のおばちゃんにはリアルで大笑いしたよ。 下手をすれば命に関わる緊縛感があるのに妙にのんびりした雰囲気があったので 民話のような読み応えがあった。 また何かあったらよろしこ。
>「かあさん!熊だッ!!!」 このあたりに臨場感を感じました。 熊よけの鈴とか持ってないんだね。
こないだヒグマについて書き込んだものです。 私の地元にも獣医さんは古くからいましたが、 ほとんど牛と道産子しか診ていなかったようです。 飼っていた北海道犬に腫瘍ができて連れて行ったら、 手術失敗するかもしれないがいいかと念を押してから切除してくれました。 今はいいお医者さんがいっぱいいるから助かります。 ヒグマの話はここ10年ほどのことですが、 当時のその獣医さんはヒグマにおしりをかまれて ノイローゼになった馬を安楽死させたことがあるそうです
>>110 ヒグマのひとの話、面白いです。 馬って神経質だというけどノイローゼにもなるんだ。凄いな。